お笑い第7世代の男女お笑いコンビ「納言」(安部紀克・薄幸)。酒とタバコが大好きな薄幸(すすき みゆき)が放つ“街ディスり”が人気だ。やさぐれ女キャラの薄だが、彼女の素顔について酒の席をともにした芸人が明かした。薄の気遣いに思わず「お前、優しいなぁ~」と声をかけたという。

納言の“街ディスり”と言えば、茶髪のストレートロングヘアで黒い革ジャン姿の薄幸が、前かがみになってタバコを吸う仕草をしながら面倒くさそうに街をイジるネタだ。都内の地名を挙げて「いやぁ、渋谷はもうバイオハザードみてぇな街だな、おい」「新宿の日本人は日本語が通じなぇな、おい」「六本木の女はすぐ飯(メシ)捨てるな」「いやあ、中野のバスはドア閉めんの早ぇんだよ」「板橋はカーブミラー以外なんも見るもんねぇな、おい」「四谷三丁目の女は納税大好きだよな、おい」などとイジり、これに相方の安部が「なんてこと言うんだ」などと軽くツッコミを入れる。真実はともかく絶妙に「ありそう」と思わせるディスりで客を納言ワールドにぐっと引き寄せて、その後の漫才をやりやすくしているようだ。

やさぐれ感を放つ薄幸は趣味が酒とタバコだそうで、ツイッターでもそれに関するつぶやきがしばしば見られる。空になりそうな大きな酒のボトルの写真とともに「無くなっちゃう。辛い。。」と午前2時過ぎにツイートしたり、缶ビールの詰め合わせが自宅に届けば「今日も飲酒仕事な上に、自宅に宝物が届いた!! 何なのよ! 幸せ過ぎて怖いよ!」といった具合だ。

街をディスり、自宅で酒の大きなボトルをひとりで開けてしまう薄幸。内面もさぞやんちゃな姿が想像できるが、素顔は「気遣い上手な優しい女性」だという。16日深夜放送のラジオ番組『和牛のモーモーラジオ』(文化放送)にピン芸人“BKB”ことバイク川崎バイクが登場した。

お笑いコンビ・和牛バイク川崎バイクも吉本芸人だが、納言太田プロダクションに所属している。バイクが納言と親交があるという話題が出たため、川西賢志郎が「納言ってどうやって交流持つわけ?」と聞くと、「あのね、俺とトレンディ(エンジェル)のたかしが親友レベルで仲がいいねんけど、(たかしが)めっちゃ(薄)幸と仲がいいの」と明かした。たかしメイプル超合金(太田プロ)のカズレーザーと一緒に住んでいることもあり「たかしは吉本以外の人との飲みが多いのよ」とのこと。その集まりの飲み会にバイクが呼ばれ、そこで薄幸とも知り合い、すぐに仲良くなったそうだ。

バイクは「幸ってどんなイメージある?」と和牛に質問。川西が「ネタの感じで言うと、イケイケのねえちゃん」と返すと、バイクは「俺もそうやけど、芸風とプライベートと一緒のわけない。めっちゃちゃんとしてる。幸はほんまに気ぃ使い。帰るときも立って見送るタイプ」と礼儀正しいとのこと。また緑茶ハイを何回もバイクについでいた薄だが、「お酒が弱い」と言ったバイクを気遣い「後半は俺に気づかせず(アルコール抜きで)緑茶入れてくれてて」とバイクが明かすと、川西も「おい、ええ話すんなよ」と感じ入った。「俺が酔わんように緑茶入れられててさ、でも俺はさ『今日はなんか飲めるわ!』みたいな」と勘違いしたと笑ってから「幸に後から聞いたとき『お前、優しいなぁ~』って」とバイクが振り返ると、川西も「むっちゃいい嫁みたいやな」と感心した。

6月9日深夜放送『太田伯山 ~悩みに答えない毒舌相談室~』(テレビ朝日系)で、薄幸は「ただ楽屋挨拶行っただけで『めちゃくちゃいい子じゃん』とかすっごいイジられる」「弁当の中に入っていたブロッコリーを食べていただけで『いい子なんじゃん』と言われる」と苛立っていた。「いい子ではない」と言いたげな薄だったが、プライベートの薄を知る人たちから今後もこのようなエピソードが明かされそうだ。

画像は『Nakahara 2020年8月8日付Twitter「この後23:10~!」』『納言 すすきみゆき 2020年8月7日付Twitter「無くなっちゃう。辛い。。」』『テレ東プラス 2020年8月21日付Twitter「#納言 薄幸「今日で芸人やめるのかなと思った…」」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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