視聴率の不振が続くテレビ業界では、インターネットを通じて、利益を得る方法が模索されています。地上デジタル放送が始まったことで、放送した番組が簡単にネットで見られるようになりました。

キー局

 一方で、“ネット発”放送局も存在感を増しており、テレビとは、放送局だけのものではなくなりつつあります。テレビは今後、大きく変わっていく業界なのかもしれません。今回は、テレビ業界の業界用語を見ていきましょう。

Q.「キー局」ってどこ?

キー局に就職したい」

 具体的に説明できますか?

A.放送局のネットワークの中心となる東京の放送局

キー局」とは、東京にある5つの主要な放送局(TBSテレビテレビ朝日日本テレビフジテレビテレビ東京)のこと。

キー局」は全国放送、「ローカル局」は地方限定の放送というイメージがありますが、放送局の放送エリアは基本的に「県域」と定められているため、キー局を含めすべての放送局は限定された地域にしか放送されていません。全国放送とは、「キー局」が全国エリアに放送している訳ではなく、ネットワークされた各ローカル局が同じ番組を放送しているのです。

 ローカル局では「キー局」の番組をそのまま放送したほうが制作費が掛からないため、経営上は利益が高くなります。しかし、それでは放送局としての独自性が失われてしまうため、ローカル局では、その地方の方言を使っていたり、地方を中心に活躍するタレントを使い、独自の番組作りが行われています。ローカル局で制作された番組が人気となり“逆輸入”的にキー局でも放送されることもあります。

Q.「ヒッチハイク」とは?

ヒッチハイク挿入します」

 テレビ局に欠かせないヒッチハイクとは?

ヒッチハイク

A.番組終了クレジットの後のCM

 放送局のもっとも大きな収入源であるCM収入。CMには、番組の一部分として放送される「番組CM」と、番組と番組の間に放送される「スポットCM」があります。「番組CM」の中でも、番組終了のクレジットの後に挿入されるCMは「ヒッチハイク」は呼ばれます。

 ヒッチハイカーが、停車した車を追いかけて自動車の後ろからやって来て乗車することが語源とされているそう。逆に、番組が始まる直前に放送されるCMは「カウキャッチャー」と呼ばれ、アメリカ機関車フロントに取り付けられていた“牛よけ”が語源と言われています。

TEXT/bizSPA!取材班 モデル/東山美紗(SPA!DOL)>

※参考:『図解入門業界研究 最新放送業界の動向とカラクリがよくわかる本[第4版]』

【bizSPA!取材班】

「bizSPA!フレッシュ」編集部の若手記者が、20代ビジネスマン向けに、“身の丈世代”が気になる世の中のホンネを徹底した現場主義で伝えます。