セリエA開幕節、ユベントスvsサンプドリアが20日に行われ、ユベントスが3-0で快勝した。サンプドリアのDF吉田麻也は後半から出場している。

昨季セリエA9連覇を果たしたユベントスは、チャンピオンズリーグでのベスト16敗退を受けてサッリ前監督を電撃解任とした。新指揮官には監督未経験のピルロを招へいした中、注目の初陣で3バックを採用。中盤アンカーにラビオを据え、2トップにはC・ロナウドと新戦力のクルゼフスキを起用した。

昨季後半にサンプドリアに加入し残留に貢献した吉田がベンチスタートとなった中、ハイプレスをかけてきた相手に対し、ユベントスは6分にチャンス。ボックス手前右からダニーロの放ったミドルシュートがわずかに枠の左上に外れた。

さらに11分、ラムジーのスルーパスに抜け出たC・ロナウドがボックス左に侵入してGKを強襲すると、13分に先制した。C・ロナウドの仕掛けでルーズとなったボールをボックス右のクルゼフスキがゴール左へコントロールシュートを流し込んだ。

先制したユベントスは24分、カウンターに転じた流れからC・ロナウドがバー直撃のシュートを浴びせると、34分にもC・ロナウドがルーズボールに詰める決定機を演出。ハーフタイムにかけてもユベントスが主導権を握り、前半を1点リードして終えた。

迎えた後半、吉田、クアリアレッラ、ガストン・ラミレスの3選手を投入したサンプドリアに対し、フラボッタやC・ロナウドがゴールに迫ったユベントスだったが、追加点を奪いきることができない。

71分には途中出場のデ・シリオが際どいカットインシュートを浴びせると、75分にはC・ロナウドの直接FKがGKを強襲。すると78分に勝負を決定付けた。右CKの流れから相手のクリアミスを突いてマッケニーがシュート。これはGKに防がれるも、ルーズボールをボヌッチが押し込んだ。

そして83分のCKからのピンチをGKシュチェスニーが好守で凌いだユベントスは、89分にエースがダメを押す。ラムジーのパスをボックス右で受けたC・ロナウドがゴール左に蹴り込んだ。

このまま3-0で快勝したユベントスピルロ監督の初陣を快勝で飾り、10連覇へ向け上々のスタートを切っている。

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