ドライブ中に飼い犬が自分のリードを全て飲み込んでしまったという驚きのニュースがイギリスから届いた。すぐに動物病院に運ばれ、犬はリードを全部吐き出して無事に回復したという。『Metro』『Daily Star』などが伝えている。

ウェールズのニューポート市に住むブライアン・ヒルマンさん(Brian Hillman)と妻クリスティーンさん(Christine、54)は、7歳になるラブラドール・レトリバー“マックス(Max)”を飼っている。マックスが以前患った病気の治療のため、プールでのハイドロセラピーに連れていく最中に事故が起こった。

自宅からプールまでは車で約15分のところにある。そして駐車場についてマックスを車から降ろそうとしたところ、金属部分を除いてリードが無いことに気付いた。ブライアンさんとクリスティーンさんはリードが車内や駐車場に落ちていないか探してみたが、見つからなかったという。

クリスティーンさんは「マックスは普段から色々な物を抱えてずっと噛んでいる癖がありました。私達の靴下や下着などを噛んでいつも穴をあけていますが、今まで飲み込んでしまうことは無かったので油断していました」と話しており、マックスがリードを食べてしまったことが分かった。ブライアンさんはすぐに近くの動物救急病院「Vet Now」にマックスを連れて行った。

Vet Nowのスタッフであるローラ・プレイフォースさん(Laura Playforth)は、「リードを飲み込んでしまった犬を治療するのは初めてでした。控え目に言ってもレアなケースだと思います」と驚きとともにコメントしている。

ローラさんは続けて「犬が何か飲み込んでしまった場合、小さい物であれば問題なく消化器を通過することができますが、今回のように大きなものを食べてしまった場合には体内で詰まってしまい、早い段階で深刻な問題が起きてしまいます」と説明しており、手術をして取り除かなければならない場合もあるという。

しかし今回、マックスが飲み込んでしまってからすぐに病院へ連れて来たため、催吐させることにより対処が可能だった。催吐処置を行うと、5cmほどに細切れになったリードが出てきた。

全て吐き出したマックスは家に着いてからもしばらく気持ち悪そうにしており、3人がかりで車から降ろしたという。しかしマックスの体調はすぐに良くなったそうで、今は元気に過ごしている。

クリスティーンさんは「今でもマックスがリードを食べてしまったということが信じられません。その後、車に乗せる時は必ずリードを外すようにしています」と明かしており、再発防止に努めているそうだ。

画像は『Metro 2020年9月15日付「Greedy labrador ate his entire lead during 15-minute car journey」(Picture: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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