普段から朝食やおやつにホットサンドメーカーをよく使う。具をたっぷり挟めるので、野菜不足も解消できる。我が家でヘビロテしている、レコルトの「Press Sand Maker/Plaid(プレスサンドメーカー プラッド)」の使い方を紹介しよう。
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●おすすめレシピは「たっぷりキャベツとロースハム」
プレスサンドメーカー プラッド(プラッド)は、深いプレートと5段階のハンドルロックを採用して、具がたっぷりと挟めるホットサンドメーカーだ。サイズは、幅が約13×奥行き約21×高さ約12cm。2019年9月に発売された製品で、発売時のメーカー希望小売価格は税別4500円だった。
カラーは、マットレッドとマットホワイト、マットネイビーの3色から選べる。我が家では、マットネイビーを使っており、表面のキルト柄のデザインがかわいらしくて気に入っている。
購入後もうれしかったのが、50レシピを収録した80ページに及ぶ付属のレシピ本。みているだけで「何をつくろうかな」とわくわくする。中でも、よくつくるのが「たっぷりキャベツとロースハム」のホットサンドだ。材料は、6枚切りのパン2枚、ロースハム6枚、キャベツ100g、味付けのマヨネーズと粒マスタードを準備する。
まずはパンの上にハムを並べた後、「これでもかっ!」って、ちょっとびっくりするくらい、たっぷりのキャベツをのせる。
●100gのキャベツも2分半でしんなり
最初につくったとき、キャベツの量があまりに多すぎてびっくりしてレシピ本を見直したが、確かに100gと記載してあり間違いなかった。ハムとキャベツをのせたパンを、そーっと、そーっとプラッドにのせてから、もう1枚のパンで挟めば準備完了だ。
ハンドルロックが5段階から調節できるのもポイントで、具材をたっぷりのせて分厚くなっても、どこかでひっかかるのでしっかりとロックできる。
焼き時間の目安は約2分半だが、筆者はしっかりと焼くのが好みなので4分ほど焼く。本機にタイマーはないため、いつも大体の目安で焼いている。
焼き上がりは、キルトの模様がついたホットサンドに仕上がり、かわいらしいのも気に入っている。
ホットサンドでもう一つの楽しみが、カリッとしたミミだ。香ばしさもあっておいしい。
びっくりするほどたっぷりだったキャベツも、焼き上がりはしんなりと収まる。ホットサンドというと、いつも「ハムとチーズ」や「ツナとマヨネーズとチーズ」のように、高カロリーな組み合わせしか思いつかなかったが、付属のレシピ本のおかげで、野菜がたっぷりとれるホットサンドがつくれる。自分が思っていた以上に、野菜が摂取できるのはうれしい。
プラッドでつくったホットサンドは、王道のハムとチーズのほか、どれもミミがカリカリに焼けてとってもおいしい。我が家の子どもも普通の食パンのミミがちょっと苦手だが、ホットサンドにしたときは喜んで食べてくれる。
●寒い冬のおやつは「あんまんとバター」
材料は食パンだけでなくフォカッチャやイングリッシュマフィン、カンパーニュなど、ちょっと厚みのあるパンもしっかり挟んで焼けるので、バリエーションも広がって飽きない。
1人で6枚切りの食パン2枚は多いと思う人もいるだろう。そんなときは、三角や半分に配置して挟むこともできるのでおすすめだ。
ただ、半分にするとあまり具が入らなくなってしまうので、最初は様子をみながら挟んでみよう。そういう筆者もよくはみ出してしまうのだが、それはそれでおいしいのであまり気にしていない。
朝食のほか、おやつでもよく使う。寒い冬になるとよくつくるのが、「あんまんとバター」を焼いたもの。SNSで話題になったレシピで、プラッドでつくると焼き目がついてちょっと月餅風に仕上がる。
あんまんの上にバターをのせて、5段階からロック。焼いているときからバターの香ばしさが漂い、食欲がそそられる。まわりがカリッとしていて、中のあたたかいあんこがトロッとして、あったかいお茶と一緒に食べると最高に幸せなひとときとなる。
●プレートは外せないので注意
とても満足度が高い製品で我が家でも大活躍だが、一つだけ注意点がある。それはプレートが外せないこと。丸洗いなどができないので、具材のこびりつきが酷いときは、湿らせたキッチンペーパーで拭き取る必要がある。
だが、「こびりつくかな」と思っていたチーズは、パリっと焼けるので、意外と簡単に剥がすことができる。ソース類やジャム類を使ったホットサンドなどはこびりつくが、今のところ湿らせたキッチンペーパーできれいに拭き取れる。放置せずに、熱いうちに気をつけてお手入れをするのが良さそうだ。
コード長は1メートル。使わないときは本体にコードをぐるりと巻きつけて立てて収納できるため、場所をとらないのもいい。
具材によって好みは人それぞれだろうが、焼き時間の目安が2分半なので朝食など忙しいときにも重宝する。また、次々と焼けるので「今度は何をはさもうか」と、家族や友人とアイデアを出しながらつくって食べ比べするのも楽しいものだ。おうち時間を楽しむアイテムとして、ぜひ使ってみてほしい。(家電ライター・伊森ちづる)
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