10月3日(土)・4日(日)に公演が迫ってきている、READPIAオリジナル朗読劇『選ばれなかった勇者の花嫁』。
迫りくる魔王軍の討伐を目指し、国中で活躍する勇者様。 そんな勇者様の花嫁選びを巡って始まる、オリジナル朗読劇です。
今回は本作に登場キャラクターをご紹介するため、このような企画をご用意いたしました！
■ 《 花嫁候補、占ってみた。 》
この3人は勇者様の花嫁選びに、花嫁候補として立候補しています。一体、誰が勇者様と結ばれるのか…!?
そこで今回は占い師の方に、この《花嫁ダービー》の結末について占っていただくことにしました！
今回ご協力いただくのは、匿名希望の占い師Gさん。噂によるとかなり“当たる”とか。
Gさんには3人それぞれのお姿と性格についてお伝えし、その「恋愛運」を占っていただきます。果たしてどのような結果になるのでしょうか…？
コチラの記事は、グラム新聞社・記者Oがお届けいたします。
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某月某日、都内某所。
私は、知人の伝手で占い師・Gさんとのアポイントを取り付けました。
事前に仕入れられた情報は少なく、タロットカードを使った占いが得意ということだけ…。“当たる”と噂の占い師は、一体どんな人物なのでしょうか？
約束の時間になると、1人の男性がやって来ました。
記者O ＞ あなたがGさんですか？
Gさん ＞ いかにも。凄腕占い師のGと申します。
記者O ＞ 自分から「凄腕」って名乗る占い師の方、人生で初めてお会いしました。
…なんだか、怪しい！ 約束の場所に現れたのは、スラリとした身体に青いアロハシャツを纏った男性でした。
まだ暑い日が続くとはいえ、この服装では占い師感ゼロ。見た目や話し方も、胡散臭過ぎます。
ただアポイントを取ってしまった以上、手ぶらでは帰れません。色々なことに目を瞑り、今回の企画概要を説明します。
記者O ＞ 早速本題ですが。本日はこちらの3人について、「恋愛運」を占っていただきたいのです。
Gさん ＞ なるほど…。キャラクターの方を占うのは、人生で初めてですね…。
記者O ＞ 大丈夫でしょうか？
Gさん ＞ 私に不可能はありません。お任せください。
本当に大丈夫なのか？と不安だらけの私をしり目に、自信満々のGさん。手際よくタロットカードをシャッフルし始めます。
今回Gさんにお願いする、タロットカード占いについてまとめると…
ということで今回は「ヘキサグラムスプレッド」という手法で、勇者様との「恋愛運」を占っていただきます。
記者O ＞ それでは早速、一人目はディアンナを占っていただけますか？
Gさん ＞ 承知いたしました。ちなみにご職業は？
記者O ＞ 剣士です。
Gさん ＞ …剣士ですか？
記者O ＞ 剣士です。
Gさん ＞ …剣士の方を占うのも、人生で初めてです。では早速…。
周囲の空気が一気にミステリアスなものへ。カードをシャッフルするGさん。非常に雰囲気があります！
シャッフルが終わると、7枚のカードを六芒星（ヘキサグラム）の形に並べていきます。
カード自身が有する意味に加えて、そのカードが出た位置や向きが、占い結果に影響します。
1枚ずつカードをめくり、配置していくGさん。しかし、不意にその手が止まりました。
記者O ＞ どうかされましたか？
Gさん ＞ いえ、今日の占いは荒れるかもしれません…。非常に興味深いカードが出てきました…！
並べ終わった形がこちら。
Gさん ＞ 総合的に申し上げますと、ディアンナさんの恋愛運は良好と言えそうです。
しかしながら「塔」のカードが周囲の状況、つまり今回では勇者様を示す位置に出ているんですよね。
なにか勇者様絡みで恋愛の価値観が崩壊するような大事件が起きるかもしれません。
ただ、結果の位置に出た「太陽」のカードは願いが叶う素晴らしいカードです。
「塔」に負けずに乗り越えられれば、最高の結果になるのではないでしょうか。つまり波乱万丈！
ディアンナは職業が剣士。しかし、小アルカナ・「ソード」のスート（意味は正義など）が1枚も出てきていませんでした。 なんだか意外です。
記者O ＞ ずばり。ディアンナは花嫁レースを勝ち抜けますか？
Gさん ＞ 恋愛運は…星4つです！ もちろん暫定トップ！ 他2人の逆転はあるのかーッ!?
記者O ＞ この人、ノリがめちゃくちゃ良いな。
記者O ＞ …では、続いて。こちらのヴィネットを占っていただけますか？
Gさん ＞ おっ、この子が一番私の好みですね！
記者O ＞ はあ。
Gさん ＞ 私ね、金髪のお嬢様に目がないんですよ。
自信過剰で、プライドが高くて、一人称が「わたくし」だったりする子がもう本当にタイプで。例えば…
（10分後…）
記者O ＞ …満足されましたか？
Gさん ＞ あ、はい。では占っていきたいと思います。
雑談で満足したのか、先程よりも心なしか軽やかにカードが並べられていきます。
Gさん ＞ さあ、出揃いましたよ。…うーん。
記者O ＞ その様子、あまり結果は芳しく無いのでしょうか？
並べ終わった形がこちら。
Gさん ＞ 総合的に申し上げますと、ヴィネットさんの恋愛運はあまり良い結果とは言えません…。
最終結果にズバリ”敗北”を意味するカードが出てしまっているので、《花嫁ダービー》の結果占いという今回の趣旨からすると厳しい状況ですね。
ただ、自分の心理を表す部分に出ている「世界」のカードが出ています。このカードは「何をしても輝いて見える」という、心の幸福を示すものなんです。
つまり《花嫁ダービー》に敗北をしてしまっても、心的には温かい。試合に負けて勝負に勝つ、という結果になるのではないでしょうか。
ヴィネットは職業が商人。しかし、小アルカナ・「ペンタクル」のスート（意味はお金など）が1枚も出てきていません。 ディアンナに引き続き、職業から連想出来るスートが出てきていませんでした。
記者O ＞ ずばり。ヴィネットは花嫁レースを勝ち抜けますか？
Gさん ＞ 恋愛運は…星2つです！ 私としては一番顔が好みですし、勇者様との結婚は大変ショックです…。
でも、ヴィネットが幸せならOKです！
記者O ＞ サムズアップが画になりますね。
記者O ＞ では、最後になります。こちらのリリアを占っていただけますか？
Gさん ＞ ロリっ子はあんまりタイプじゃないんですよね～。
記者O ＞ そういうの良いので。さっさと占い、お願いします。
Gさん ＞ あ、はい。スミマセン。…でも、ロリっ子が《花嫁ダービー》を勝てますかね？
しぶしぶという雰囲気でカードを並べていきますが、最後のカードを置いた瞬間、Gさんの表情が明るく変わります。
Gさん ＞ おお、これはすごい！
記者O ＞ そうなんですか？ トランプで言う絵札みたいなカードが多いですね。
並べ終わった形がこちら。
Gさん ＞ 総合的に申し上げますと、リリアさんの恋愛運は非常に良いと言えるでしょう。
恐らく、年齢ゆえの勇敢さと愛嬌が彼女の長所です。好きな人には猛アタックできると思いますが、現状のままでは決め手に欠けます。
迷い気な勇者様から選ばれるためには、一度冷静になって自分自身の行動を見返してみる必要があるかもしれません。そうすれば白馬に乗った王子様が現れプロポーズも成功するはずです。 これ、もう勝ちヒロインでしょう！
なんとGさんから「勝ちヒロイン」という言葉が！
記者O ＞ ずばり。リリアは花嫁レースを勝ち抜けますか？
Gさん ＞ 恋愛運は…星5つです！ 彼女ならきっと勇者様を射止められます！ ロリっ子最強！
記者O ＞ おお、そりゃすごい！ 熱い掌返しだ！
記者O ＞ これで3人全員分、結果が出ましたね…。
今回の結果では、リリア＞ディアンナ＞ヴィネットの順に恋愛運があるとのことで、リリアへの期待感が高まりますね！
Gさん ＞ そうですね。ただお断りしておきたいのは、占い、特に恋愛に関して”結果が絶対”ということはありません。
全員に勇者と結ばれるチャンスはありますし、逆に全員が奈落に落ちる可能性もあります。彼女たちに面と向かってアドバイスできないのは、なんとも悔しいですね！
記者O ＞ 今回の占い結果を元に、ここから本人たちがどうするか、というのが大切なんですね。
Gさん ＞ そういうことです。特にリリアさんは慢心に注意です。「隠者」の正位置が表すのは”沈黙は金”というもので、あまりガツガツとアタックしてしまうと恋愛運が下がってしまうかもしれません。他の2人も諦めずに、逆転出来るよう頑張ってほしいです。
記者O ＞ 今日は本当にありがとうございました。最後に、三人を占ってみていかがでしたか？
Gさん ＞ 面白いことに、「勇者様との状況」を表すカードがすべて不穏なカードしか出ていないということが共通しています。 これは見落としがちですが、リリアさんも同様です。
ストーリー内でどのように勇者様とこの3人が絡むのか。勇者様はどんな人物で、この占い結果はあっているのか。私、とても気になります！ 是非、観てみたいですね！
記者O ＞ PR記事として満点のコメント、ありがとうございます。
Gさん ＞ 個人的にはヴィネットちゃんに頑張ってほしいです！ あ、オチは特にありません。
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おわり
【 作品概要 】
KADOKAWA朗読劇ブランド「READPIA（リードピア）」がおくる、オリジナル作品。
迫りくる魔王軍の討伐を目指し、国中で活躍する勇者。
これは、そんな勇者の花嫁選びを巡って始まる物語。
勇者の幼馴染・ディアンナ役を和氣あず未と高橋未奈美（Wキャスト）が、大商家のご令嬢・ヴィネット役を小林愛香が、
人気声優陣による好演を乞うご期待！
魅力的で可愛らしいキャラクターと共にお届けする、ワンシチュエーション・コメディ！
本作では現地に加えて公演配信も予定。ご自宅からでも朗読劇をお楽しみいただけます。
公演後にはアフタートークも開催。貴重な制作秘話が聞けるチャンス？
可愛くもバカバカしい（？）、そんな「負けヒロイン」たちの暴走群像劇。ここに開幕！（WebNewtype・【取材・文：大喜多州統】）
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