エジプトの国営航空会社「エジプト航空」の旅客機内で今月15日、38歳の女性の陣痛が始まり、緊急着陸前に赤ちゃんが誕生した。エジプト航空は翌日、赤ちゃんに一生涯無料の航空券をプレゼントすることをSNSで公表し、『New York Post』などが伝えて話題となっている。

エジプトのカイロから英ロンドンへ飛行中の「エジプト航空MS777便(ボーイング737-800)」の機内で15日、イエメン国籍のハイヤム・ナスル・ナジ・ダーバンさん(Hiyam Nasr Naji Daaban、38)が突然産気づいた。

旅客機ドイツ空域を航行中で、パイロットドイツミュンヘン国際空港への緊急着陸を要請したが、ハイヤムさんは着陸まで待てずに出産した。産まれたのは元気な女の子で、たまたま同機に搭乗していたモータス・ファティ医師(Dr. Moataz Fathi)がお産を介助している。

機内での出産を受けエジプト航空は16日、SNSでファティ医師の健闘を称え、乗客やクルーの協力に感謝の意を伝えた。またブランケットにくるまれた女児の写真を公開し「赤ちゃんの航空券代を一生分無料にする」と明かした。ただしこれには「ミュンヘンフライトに限って」と曖昧な制限が付いており、『NZ Herald』は「同航空が航行するミュンヘン発の6都市のみに限られるのではないか」と指摘。『Fox News』は「少なくともエジプト国内からミュンヘンまでのフライトが無料ということであろう」と推測している。

医療情報を提供するメディア『Healthline』によると、エジプト航空では出産予定日から4週間以内のフライトや多胎妊娠、また妊娠合併症を患う妊婦には医師の診断書の提出を義務付けているそうだが、ハイヤムさんの妊娠週数については明らかになっていない。

なおカイロからロンドンまでのフライトは約5時間半であるが、このニュースには「無事に産まれて一番ホッとしているのは母親だろうね」「5時間って妊婦にとっては長いと思う」「コロナ禍で航空会社は苦戦を強いられているはず。粋なプレゼントだと思う」「妊娠中に飛行機に乗るのはやはり躊躇してしまう」といった声があがっている。

ちなみに2017年にはサウジアラビアからインドへ飛行中のインド航空会社「ジェットエアウェイズ」で誕生した赤ちゃんが、制限なしの一生分の航空券を手にしている。また2016年にはドバイからフィリピンのマニラへ飛行中の「セブパシフィック航空」の機内で赤ちゃんが産まれ100万マイレージポイントプレゼントされた。

しかし2015年には、台湾人女性が台湾から米ロサンゼルス行きの「中華航空」の機内で出産したものの、米国籍欲しさの“確信犯”として強制送還されている

画像は『NZ Herald 2020年9月23日付「Free flights for life for baby born on EgyptAir flight – there’s a catch」(Photo / Supplied)』『EGYPTAIR 2020年9月17日Twitter』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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