東京ゲームショウ2020の公式番組「CAPCOM スペシャルプログラム」にて、バイオハザード ヴィレッジ』の続報が公開された。対応プラットフォームはPS5Xbox Series X、PC。発売は2021年を予定。

 番組では『バイオハザード ヴィレッジ』の新しい映像がお披露目されるとともに、開発陣がその意気込みやゲームの内容を説明がされた。

イーサンのすべてを描ききる作品

(画像はYouTube「【TGS2020 カプコン】CAPCOM スペシャルプログラム(日本語)」より)

 今作は『バイオハザード7』に引き続き、イーサン・ウィンターズが主人公。これについて開発陣は、もともと『7』のイーサン・ウィンターズはプレイヤーカメラのような無色透明なキャラクターとして構想されたが、作り終わった段階で愛着が生まれて、このキャラクターのその後を開発陣が知りたくなったという。

 こうしてふたたび『バイオハザー ヴィレッジ』でイーサン・ウィンターズが主人公として抜擢されたが、開発陣はさらに本作を「イーサンをすべてを描ききる作品」と表現。そのイーサンの平和の日常を奪うのはクリス・レッドフィールドで、前作よりさらにイーサンに過酷な運命が待ち受けていそうだ。

 また本作では、このイーサンを使って自分ならではのプレイが可能で、工夫して立ち向かっていくプレイの幅は『7』からさらに拡充されているという。自分自身でプレイして試行錯誤して体験してほしいと開発チームは伝え、自由度の高さを示唆された。

「雪深い広大な村」がもうひとつの主人公

(画像はYouTube「【TGS2020 カプコン】CAPCOM スペシャルプログラム(日本語)」より)

 開発陣から、このイーサンに並ぶもうひとりの主人公と評されたのが、タイトルにもなっている「村」だという。「村」というと狭い印象を抱くかもしれないが、実際にはかなり広大だそうだ。『バイオハザード ヴィレッジ』は、この「恐ろしく美しい村」コンセプトそのものに据えており、恐怖とともに美しさが両立するように開発を心がけているとのこと。

 特に具体的な例としてあがったのは、村の遠景までしっかりと詳細にリアリティを感じられるようにグラフィックが作り込まれている点だ。プレイヤー自身でさまざまな場所に歩けるようで、「こんなところまでいけるんだ、こんなところまで作りこまれているんだ」という驚きが待っている。

 また本作は前作と同じく一人称視点が採用されているので、色々なスポットを主観で見つけて欲しいとのこと。またこの村に巣くうクリーチャーがいるようだが、詳細には踏み込まれなかった。

(画像はYouTube「【TGS2020 カプコン】CAPCOM スペシャルプログラム(日本語)」より)

 新しい映像で村とともに焦点が当たったのが、「絵本」の存在だ。少女が母親の言いつけを無視して森に入っていく、村に伝わるおとぎ話が本作には存在している。

 これがイーサンのストーリーとどのように絡んでいくのかは不明だが、本作はさまざまなバラエティに富んだ要素があり、それがあたかもひとつの書物に収まっているかのような表現を意図して導入したという。

(画像はYouTube「【TGS2020 カプコン】CAPCOM スペシャルプログラム(日本語)」より)

 最後に開発陣は、本作がPS5Xbox Series X/Sの次世代機タイトルとして開発中だが、PS4Xbox Oneの現世代機でどこまで再現できるかを研究をしていると明らかに。「お約束できないが」と前置きをしつつも、現行機でも最高のサバイナルホラーを体験できないかどうか取り組んでいると伝え、現行機での発売を示唆した。

『バイオハザード ヴィレッジ』 公式サイトはこちら

ライター福山幸司

85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter@fukuyaman