「人間離れしたエイリアンになりたい」と願うフランス人の32歳の男性がこのほど『Incroyable.co』などのインタビューに応じ、7年前から夢中になっているという身体改造について語った。すでに昔の面影はほとんど見られない男性だが、「身体改造はまだ16%しか進んでいない」と驚きの発言をしている。

フランス生まれでスペイン在住のアンソニー・ロッフレードさん(Anthony Loffredo、32)は今月中旬、特殊な鼻の形成手術をバルセロナで受けた。アンソニーさんは自身の夢である「ブラック・エイリアン・プロジェクト」を遂行するためにスペインに移り住み、身体改造で定評があるオスカー・マルケスさん(Oscar Marquez)のスタジオを訪れた。

切開を伴うこの手術で、アンソニーさんの鼻は中心から下の部分をごっそりえぐり取られてしまったように改造されており、正面から見ると鼻の穴の形はいびつでかなり大きい。アンソニーさんは手術後の自分にはかなり満足しているようで、オスカーさんについて「自分の改造に心から理解を示してくれている。彼には感謝しているよ」と絶大な信頼を寄せていることを明かした。

身長180センチ、体重90キロの大柄なアンソニーさんはどこにいてもかなり目立つが、人間離れしているのは鼻の形だけではない。アンソニーさんが身体改造を始めたのは今から7年前で、舌先を2つに割く「スプリットタン」だけでなく、失明の恐れもある眼球タトゥーを入れている。現在の舌は緑色で、白目の部分は黒に染まっており、「よりエイリアンらしく見せたい」と顔や頭の皮膚の下にはインプラントを埋めこんでいる。また2年前には耳を削ぎ落し、身体全体には黒のタトゥーを入れており、まさに「ブラック・エイリアン」を彷彿させるのだ。

アンソニーさんは「自分が身体改造に興味を持ち始めたのは、10歳の時だった。ボディービルダーを見て感動してね。ただ自分の身体改造を始めたのはそれから15年後だったんだ」と語ると、こう続けた。

「警備の仕事をしていた24歳の時、『自分は本当にやりたいことができていない』と気付いてね。それから奮起して、オーストラリアに渡ったんだ。自分を見つめ直したくてね。身体改造を始めたのは欧州に戻った1年後のことだよ。」

アンソニーさんは、フォロワーが19万人を超えるInstagramに自身が変身していく様子を頻繁に投稿している。写真や動画はかなりのインパクトがあるが、本人は次のように述べている。

「周りの反応は様々だよ。ショックを受ける人もいるし、理解してくれない人もいる。でも私は自分の身体を自分の好きなようにできる時代に生まれたんだ。誰も改造を止めることはできないし、とても幸せだよ。」

「ただ今は改造プロジェクトの16%しか達成してないんだ。人を震えあがらせるくらい恐いキャラになるのが好きだし、いつも次にどんな改造をするかを考えている。理想はこれからもずっと追い続けるよ。」

画像は『The Sun 2020年9月22日付「OUT OF THIS WORLD Man transforms himself into ‘black alien’ by having nose REMOVED, splitting his tongue & has even tattooed his eyeballs」(Credit: Instagram / the_black_alien_project)』『the_black_alien_project 2020年8月6日付Instagram「Transformation 13%」、2020年9月2日付Instagram「Mala onda total」、2020年9月16日付Instagram「NASA」、2020年9月22日付Instagram「Mon univers.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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