9月25日放送の「ぴったんこカン・カンスペシャル」(TBS系)に、香川照之市川猿之助がゲストで登場。ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の撮影秘話を公開した。その中で、香川がセリフを言った後に失神しそうになった場面を紹介、香川はある俳優の演技を参考にしたことを明かした。

【写真を見る】こちらは第9話、大和田(香川照之)が土下座させようと半沢(堺雅人)の背中に乗るシーン

同番組は「半沢直樹の恩返し ぴったんこカン・カン ver.」と題して、「半沢直樹」と「ぴったんこカン・カン」の未公開映像を放送した。

冒頭、香川は猿之助を指しながら「こちらのスーツの伊佐山としての違い、分かりますか?」と番組レギュラーに出題。薬丸裕英が「出向先だから、バッジが違うということですか?」と回答して見事正解した。猿之助は、劇中で伊佐山(市川猿之助)が出向となった電脳雑伎集団のバッジをスーツに着けて登場していたのだ。

香川のドラマ秘話として紹介されたのが、「熱演しすぎて半沢の前で失神寸前!」。それは第4話、大和田(香川照之)が駐車場で半沢直樹(堺雅人)から手を組むことを提案されるシーン。

大和田は「死んでも嫌だね!」と一度は去ったものの、すぐに戻り半沢と対峙した。「聞くだけ聞いてやるって言ってんだよ!」と言いながら近づいた大和田に、「やるんですか、やらないんですか、どっちなんです?…どっちなんだ!」と最後は声を荒らげる半沢。大和田は「やるよ!やってやる!やったらいいんだろ?そのかわり、やってやればお前の倍返しは決まるんだろうな?ちゃんと」とまくし立てた名場面

NGシーンではこのセリフを言った後に、香川が後方に倒れそうにふらついていた。堺が「大丈夫?」と声をかけて香川の身体を支え、香川も堺の背中を頼るように触れ、「これいくね、気をつけないと」「あぶねぇよ、芝居で卒倒するってすげぇな…」とこぼしていた。

スタジオでは久本雅美らが「本当にすごい!」と拍手。このセリフ回しについて、香川は本木雅弘主演の映画「シコふんじゃった。」に登場するシーンが関係していると明かした。「六平(直政)さんが相撲部の部長でお前なんかどうせできないんだよとか言って、竹中(直人)さんがチクショーとかやってるところで、モックン一人が『やってやる、やってやればいいんだろ!』って一言でいうのがあったんですよ。あれがカッコよくて、台本読んだときにモックンのあの言い方しようって」と語り、続けて「モックンは20代だった、僕はあの時54歳ですから!」と笑いを誘った。

久本から「モックンの話を隣でヤックンが聞いてるわけですけどね」とツッコミが入ると、薬丸も「全然面白くない」と笑顔で冗談を飛ばし、盛り上がった。

視聴者からは「すごいとしか言いようのないシーンだった」「やっぱり香川さんは最高です」、さらには「未公開シーンだけ集めた特番をやってほしい」との声もあがっていた。

香川は自身のTwitterで「昨日放映されたぴったんこカン・カン…実は先日のその収録後、いとこ同士で『倍返しカマキリ先生』に変身しておりました。猿之助さんには緑色型、私は褐色型を。二体そろうと、中々の壮観でございました。快く被っていただいた従兄弟に感謝いたします!笑」とつづっている。

次回の「ぴったんこカン・カン」は10月2日(金)夜7:00から3時間スペシャルを放送。ゲストに草なぎ剛妻夫木聡吉高由里子堀田茜、鈴木紗理奈、ホラン千秋が登場する。(ザテレビジョン

香川照之が「ぴったんこカン・カン」で「半沢直樹」秘話を大放出