アイドルグループ『TOKIO』の元メンバーである山口達也氏が、2020年9月22日に酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。

同日、山口さんは信号待ちをしていた乗用車にバイクで追突。警察が呼気検査を行った結果、アルコールが検出されたといいます。

山口氏は「運転時に酒が残っていると思わなかった」と容疑を一部否認し、同月26日現在、警察は引き続き調査を行っています。

山口達也氏の再逮捕に、『TOKIO』城島茂が悲痛なコメント

2018年4月には強制わいせつ行為が発覚し、ジャニーズ事務所との契約を解除した山口氏。またもや飲酒が絡む今回の再逮捕は、世間を騒がせました。

2020年9月26日、『TOKIO』のリーダーである城島茂さんがMCを務める情報番組『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)でも、今回の事件について特集。

城島さんは「一緒に仕事をしてきたメンバーの事件について言及しなくてはいけないのはつらいところもある」と切り出し、世間の人と同じようにテレビの速報でこの事件を知ったといいます。

真剣な表情で、城島さんは今回の件についてこのようにコメントしました。

みなさんご承知の通り、山口本人が2年前に事件を起こしまして。

事務所辞めて、『TOKIO』からも離れて、「頑張ってる」っていうふうには…「(酒を)やめた」ってやり取りをしてたんで。「自分なりに頑張ってる」って聞いてましたし。

ちょっとなんかこう…あれから2年経って、許されることではないんでしょうけど、彼なりの頑張りを見守ってた自分もいたもんですから。

まあちょっと今(山口氏が逮捕される)映像流れてますけど、ちょっと…直視できない自分がいましたね。

お酒を飲んで運転っていうのは、あってはいけないことですし、今回、逮捕ということですけれども「なんでこうなってしまったのかな」っていう残念な気持ちはものすごくありますよね。

それが率直な自分の意見なんですけれども。まあ、ほかにもちょっといろいろ思うことありますけどね。ちょっとつらいですよね…はい。

週刊ニュースリーダー ーより引用

定期的に山口氏と連絡を取り、状況を確認していたという城島さん。うまくいっているように感じていたからこそ、今回の事件は衝撃的だったのでしょう。

つらそうに眉根をひそめ、城島さんは続いてこのように心境を明かしました。

TOKIO』のデビュー日が21日で今月あったんですけど。彼が(『TOKIO』を)辞めて1人だったっていうのも、さびしかったのか…家族と離れて、離婚もあったんで、切なかったのか、つらかったとは思うんですけれども。

自分だけがつらかったわけじゃないでしょうし、自分だけが頑張ってるわけでもないですし、みなさんが頑張ってるとは思うんですよ。

だから自分だけがそういう状況じゃないっていうことを分かってほしかったなっていうとこが、自分にも「彼の中で2年前のあのことを、ちゃんと反省とか教訓とか、どこまでを汲みとめてくれてたのかな」っていう。まだまだ甘い部分が残ってたのかなっていう。

しっかりとやっぱり今回のことは受け止めてほしいなと思いますし、これまでの反省とか、この2年間が全部無駄になってしまうんで。

週刊ニュースリーダー ーより引用

強制わいせつ事件の際には、『TOKIO』のリーダーとして頭を下げ、涙を浮かべながら山口氏の騒動について謝罪した城島さん。

山口氏の行為に傷付いたのは被害者やファンはもちろんのこと、メンバーである城島さんもでしょう。

城島さんの痛々しい姿に、多くの人から同情する声や応援する声が上がっています。

・きっと城島さんだけじゃなく、ほかのメンバーも同じ心境だと思います。頑張ってほしい。

・そりゃつらいよなあ。自分も、逮捕される映像を見てなんともいえない気持ちになったよ…。

・もしお酒に依存しているのであれば、山口さんにはちゃんと治療を受けてほしい。心配です。

城島さんによると、山口氏は病院やカウンセリングに通い、回復を目指しているとのこと。しかし、簡単に改善するわけではないのでしょう。

これ以上誰も傷付かないよう、山口氏が再び前を向いて歩いていけることを祈ります。


[文・構成/grape編集部]

出典
週刊ニュースリーダー
※写真はイメージ