明治安田生命J1リーグ第19節のヴィッセル神戸vs北海道コンサドーレ札幌が26日にノエビアスタジアム神戸で行われ、4-0でホームの神戸が勝利した。

前節のサガン鳥栖戦を4-3で勝利し、8試合ぶりの勝ち点3を手にした11位の神戸。注目が集まる三浦監督初陣に前節からメンバーを出場停止の西、セルジ・サンペールに代えて藤谷、安井を起用して今季初の連勝を狙った。

対する13位の札幌は、前節の柏レイソル戦で0-1の敗戦を喫して2連敗中。今節はジェイに代えて小柏を起用する。さらに、来季加入内定のGK中野を守護神に初抜擢し、連敗ストップに臨んだ。

ファーストシュートは札幌。1分に流れるコンビネーションから小柏のパスをボックス左で受けた菅が強烈なシュート。しかし、GK前川に阻まれた。これを機に札幌がリズムを掴んで攻め入る。

三浦体制でも[4-3-3]を採用した神戸は、押し込まれる展開の中で19分に先制する。アンドレス・イニエスタとのワンツーでボックス左に抜け出した酒井がマイナス方向へパス。これを古橋が冷静にGKの逆方向を突いてネットを揺らした。

劣勢からリードを奪った神戸は34分にもチャンス。古橋の突破からのクロスにドウグラスが飛び込む。シュートはGKの股下を捉えるも、中野も上手く足を閉じてゴールを割れなかった。それでも45分、イニエスタのスルーパスで古橋が抜け出し、ゴール前での切り返しがディフェンスに当たってこぼれ球に。これを郷家がゴール右隅に蹴り込み、2点差として試合を折り返した。

早い時間で得点が欲しい札幌は59分、左CKのクロスにキム・ミンテ。高い打点でのヘディングシュートは惜しくもクロスバーに弾かれた。

ダメ押し点を窺う神戸は62分にアンドレス・イニエスタの左足からカウンターを発動。無人の左サイドを古橋が独走し、GK中野との一対一を制して2試合連続2ゴールを記録した。

チャンスを活かし切れない札幌は69分に3枚替え。ドウグラス・オリヴェイラ、宮澤、白井を投入して攻撃を活性化する。

集中力を切らさない神戸は90分に途中出場の小田がJ1リーグ初ゴールを決めて勝負あり。4-0で勝利した神戸が今季初の連勝を収め、三浦体制最高の船出を切った。一方、札幌は3連敗となった。

ヴィッセル神戸 4-0 北海道コンサドーレ札幌
【神戸】
古橋亨梧(前19)
郷家友太(前45)
古橋亨梧(後17)
小田裕太郎(後45)