ラ・リーガ第3節、カディスvsセビージャが27日に行われ、アウェイセビージャが3-1で勝利した。

昨季4位でヨーロッパリーグ(EL)王者のセビージャは、24日に行われたバイエルンとのUEFAスーパーカップでシーズンをスタート。延長戦の末にチャンピオンズリーグ(CL)王者に1-2で競り負けたものの、新戦力のラキティッチのフィット具合を含め、仕上がりは上々。

前節、今季初勝利を手にした昇格組カディスとのアンダルシア自治州ダービーとなったラ・リーガ初陣ではバイエルン戦から先発5人を変更。エン=ネシリ、オリベル・トーレス、新戦力のアクーニャらが起用された。
開始直後にホセ・マリの強烈なシュートでGKブヌがファインセーブを強いられるなど、ややバタついた入りを見せたセビージャ。それでも、9分にはラキティッチのスルーパスに抜け出したスソからのマイナスのパスをオカンポスが冷静にゴールへ流し込む。だが、これはスソの抜け出しの場面でオフサイドを取られる。

その後はダービーらしいオープンな展開が続く中、29分にはオリベル・トーレスに決定機も左足のシュートは左ポストを叩く。

結局、ゴールレスで試合を折り返しセビージャは、後半開始直後にゴールを奪われる。48分、左サイドからの折り返しをファーのネグレドに頭で折り返されると、これを中央のサルビに右足で流し込まれた。

すぐさま反撃に転じるセビージャは60分にエン=ネシリ、セルジ・ゴメス、オリベルに代えてルーク・デ・ヨング、ジョルダン、ムニルをピッチに送り込む3枚替えを敢行。すると、65分にはヘスス・ナバスからの絶妙な右クロスをデ・ヨングが得意のヘディングで合わせ、同点に追いつく。

だが、その後はなかなか攻め切ることができず、試合は終盤に突入する。それでも、諦めずに攻め続けるセビージャは90分、ジョルダンの縦パスに対してDFがクリアし切れず、入れ替わったムニルがGKとの一対一を制して土壇場で逆転に成功。

さらに、96分には再び最終ラインの裏へ抜け出したムニルからのプレゼントパスをラキティッチが決めきり、復帰後初ゴールとした。そして、苦しみながらも勝ち切ったセビージャが今季初陣を白星で飾った。

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