元NEWSの手越祐也(32歳)が9月29日、自身のYouTube公式チャンネルを更新し、芸能界の自殺問題について語っている。  

手越はこの日、「ここ数年、特にですね、芸能人も含めてすごく自分で命を絶つ方が増えてきている現状、いろいろニュースを僕も自宅に居て見ることがあるんですけども、共演したことがあったりとか、今まで一緒にお仕事をしたことがある方が自ら命を絶つというニュースが入ってくるのは、自分自身もですね、すごくショッキングであり、辛いなと思います」と、率直な想いを語る。

そして、芸能界入りしてからの18年間を振り返り、「すごく変わったんですよね、芸能界が」「18年、19年前はまだ、もちろんSNSもなかったってこともあると思うんですけど、今より、全然寛容だったんですよ、すべてに対して」と感じていることを明かし、「芸能人って人間の鑑ではないと思ってるんですよ。あくまでもパフォーマー、歌だったり踊りだったり喋りだったりお芝居だったり、たくさんあると思うんですけど、あくまでもそれを代弁して、みんなの前でパフォーマンスする、パフォーマーが芸能人だと思っていて」「最近の芸能界は、芸能人たるもの人間の鑑であれみたいのが強すぎるなっていうのを感じますね」とコメント。

もちろん、手越も「人前に立つ以上、人の指針であれっていう気持ちもわかる」と、厳しい意見にも理解を示しているが、一方で「芸能人って、芸能人である前に一人の人間なんですよね。だから、芸能人にももちろん人権もあるし、感情もあるし、悩むことだってあるし、落ち込むことだってある。僕でさえ落ちることあるんですよ。僕の場合は回復が早いし、さらに楽しいこと見つけられるからまだこうやって『ポジティブ、ポジティブ』って言ってられますけど、人によっては僕みたいなポジティブな性格じゃない方もいるわけで、一人になったときに自暴自棄になってしまう方、たくさんいるわけなんですよね」と語る。

さらに「いま集団で叩くじゃないですか。すべてのことに対して。僕の意見ですけど、謹慎とか、ペナルティー、僕だったらちょっとした過ちを犯した人を謹慎させたりとか、自粛させるんじゃなくて、その分、よりもっといいパフォーマンスをして、ファンやお茶の間の方々にすみませんって。その分、オレ、一生懸命パフォーマンスして、みんなを笑顔にしますよっていうほうが、本来ポジティブでいいなと思うんですよね」「叩き合って、得する人っていないじゃないですか。上げ合って得する人ってたくさんいるんだけど、今はこんなことしちゃダメだよね、あんなことしちゃダメだよねって、いろんなコメンテーターの方とか“攻撃”するじゃないですか。でも、神様みたいな人って実際、芸能人だろうが、政治家だろうが、存在しないと思うんですよ。法律も完璧じゃないし、人間だって完璧じゃないし、だったらみんなが困った人とか過ちを犯した人がいるんだったら、手を差し伸べて、一緒にもっと笑顔になるために、人のためにもっとパフォーマンスしようよっていう芸能界に、僕は変わって欲しいなってすごく思ってます」と持論を語った。

最後は「僕自身も本当に悩んで、この仕事辞めようかなとか、この人生、何か新しいことやろうかなとか、人前に立つ芸能界ってよくない、辞めようかなと僕自身思ったことも正直あります」と告白。

そして「ただ、辛いとき、悲しいとき、苦しいときありますけど、それをなんとか頑張って乗り越えて、いま僕、手越祐也、すごく毎日充実してますし、いろんな方の応援によって、本当に充実した毎日を送ることができているので、今いろんな悩み、その先にある自殺だったり、自分を傷つけることを考えている方は、もう一回踏みとどまって、いま、どん底からもしれないですけど、それを乗り越えれば絶対に良いこと、チャンス、いろんな出会い、絶対に待ってるので、どうか芸能界の方も含めて、この動画を見てくださっている方、いま悩んでいる方も含めて、自殺だけはせずに、絶対一歩一歩毎日過ごしてたら、楽しいこと、嬉しいこと、素敵な出会い待ってるので、踏みとどまって欲しいなと思います。そのためにも、一人でも自殺者だったりとか、自分を傷つける方が減るように、僕自身も今後、人前に立ち続けて、パフォーマンスし続けていきたいと思いますので、一緒に成長して、一緒に笑顔になりましょう」と呼びかけた。