タレントのカンニング竹山(49歳)が、9月28日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。わいせつ教員の復帰について意見を述べた。

番組はこの日、教員による児童への性犯罪社会問題になる中、わいせつ行為で教員の資格を失っても、免許を再取得して職場復帰が可能となる現在の教育職員免許法について議論を展開。スタジオには、「子どもへのわいせつ行為の前歴がある人へ、教員免許を再交付しないで下さい」というネット署名5万4000筆分を文部科学省に提出した、全国学校ハラスメント被害者連絡会・代表の大竹宏美さんがゲスト出演し、児童を性犯罪から守る方法について意見を交わした。

署名活動を始めた経緯について、大竹さんは「わいせつ行為を1度でもした人は、保護者として信用できないので、『教員免許の再交付を辞めて頂きたい』というこれだけの署名です」と説明。署名は男女問わず、海外からも寄せられたという。

一方で、署名活動について番組MCのカンニング竹山は、「普通に考えて、親御さんからしたら教員免許の再交付は“NO”でしょうね」と賛同しながら、「でも、教員免許を持ってる人の社会復帰はどうする? という観点から言うと、『そのままその人の存在に知らんぷりするのか?』という考えもあるので、簡単に“NO”とだけは言えない」とコメント。また、3年が経てば、再び教壇に戻れる現状については「もし当人から『完全に更生している』と言われても、『でも教壇はね…』と思ってしまうところはある」と正直な胸の内を明かした。

さらに、2017年にわいせつ行為で懲戒免職となった教師が、戸籍と名前の一部を変えて再犯に至った事例が紹介されると、竹山は「その人はなんで戸籍をイジってまで教師をやりたかったのか…。『教育を絶対的にやりたかったのか、本当は別の理由があったのか?』という話になってくる。こういう言い方をすると失礼かもしれないけど、ものすごく疑いの目は出てくる。だから現状、教師はできないんじゃないかと思うので、『資格を取り上げちゃっても変わらないんじゃない?』と思う」と話した。