―[レディオブック板垣雄吾の「やりたくないことはやらなくていい」]―


「ぼくたち(私達)は一生友達だよ!」

 小学生のころのように、放課後集まって鬼ごっこし合える仲が永遠と続くわけはない。「友達」という言葉も、年齢が重なることにより付き合い方はかわる。誓いを交わしたときと同じ熱量で付き合いが続くことない。

 これは友達だけではなく、恋人、結婚、仕事仲間、取引先、親、兄弟……、すべてのコミュニティに関連するお話。

 結婚もそう。

 付き合いたては誰しもバーニング。毎晩毎晩すきすきすきすきすきーっ!

 2年、5年、10年……。子どもも産まれて、住むところも変わり、趣味趣向も変わってきたときに、「付き合いはじめは〇〇だったのに!かわった!」と愚痴を言い合う。

 こんなのは「縛りつけ合い」だ。だれも幸せにならない。

◆そもそも人間関係ってなんだっけ?

 本質的な人間関係とは、常に距離間をアップデートし続ける永遠の旅みたいなもの。ぼくはそう思っている。

 ぼくの会社では

「縛りつけ合いではなく、惹きつけ合い」

という行動指針を掲げている。

「昔〇〇してあげたのに、恩を忘れたのか!?」

 いや、忘れてるわけじゃないけど、いつまでそれを恩着せがましく言われ続けなきゃいけないんですか?ということってよくあったりする。

 そもそも惹きつけ合いができる人は、昔のことを引っ張り続けるようなことはしない。常に自分自身をアップデートできているからだ。

 失敗したり間違ったり悪いことしてもいいけど、ダサい男にはなりなくないもんだ。恩着せがましい人を見るたびに、そう思う。

 変わりゆく時のなかで、お互いの価値観を工夫しながら調整し続ける努力こそ、愛であり、友情なのだ。

 ぼくとしては、フェラーリとも惹きつけ合いでお互いを高め合いながら、一緒に仕事し続けていけたら最高だ。

【板垣雄吾】
1980年生まれ。青森県弘前市出身。レディオブック株式会社代表取締役/CEO。大学卒業後、プロ格闘家としてデビュー。個人事業主を経てレディオブックを起業。2015年にオンデマンドiPhone修理ブランド「i+Remaker(アイリメーカー)」を⽴ち上げ、単独店舗で年商1億円達成。現在もエリアを拡大している。ツイッターアカウント@yugo_itagaki。著書に『やりたくないことはやらなくていい』(幻冬舎

―[レディオブック板垣雄吾の「やりたくないことはやらなくていい」]―


あの日交わした「一生友達だよ!」の約束どおりに、友達でいるのは簡単ではない