浜辺美波横浜流星がW主演を務めるドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系)が9月30日に最終回(第8話)を迎えた。光月庵の当主殺害事件と跡取り問題、椿(横浜)の本当の父親は誰かなど、謎がすべて明らかになり視聴者からは驚きの声が殺到。Twitterでは「#私たちはどうかしている」がトレンド1位に躍り出た。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】ラストシーンの七桜(浜辺美波)と椿(横浜流星)のキラキラ笑顔オフショット

■ 散りばめられた謎が明らかに

同ドラマは、安藤なつみによる同名漫画が原作。老舗和菓子店・光月庵を舞台に、和菓子職人の花岡七桜(浜辺)と店の跡取り息子・高月椿の恋愛模様をサスペンスタッチで描く。

15年前は“さくら”と呼ばれ、椿(横浜)にひそかに思いを寄せていた七桜。

だが椿の父・樹(鈴木伸之)が殺害され、椿は犯人について「さくらのおかあさん」だと証言。事件を境に2人は“容疑者の娘”と“被害者の息子”という立場となってしまったのだった。

それから15年。七桜は素性を隠したまま椿と夫婦になろうと決心。しかし嘘をついているつらさに耐え兼ね、光月庵の火事のあと姿を消した。

最終話は、これまで残されてきたさまざまな謎がすべて解き明かされる展開だった。光月庵の女将・今日子(観月ありさ)と不倫関係にあったのは多喜川(山崎育三郎)の父親で、椿はその子どもだった。今日子に家庭を壊された多喜川は、怒りのあまり高月家に忍び込み、そこで樹に見つかってもみ合った際に刺殺してしまったのだった。

七桜と椿の直接対決の結果、光月庵の跡取りは高月家代々の味を見事に再現してみせた椿ではなく、客観的な立場で商品としてより魅力ある御菓子を作り上げた七桜に決まった。椿を跡取りにすることで光月庵への復讐を果たそうとしていた今日子は落胆。直後、交通事故であっけなくこの世を去ってしまった。

観月ありさの熱演で「女将さん」トレンド入り

樹殺害の真相や椿の本当の父親が誰かなど、謎が一つ解き明かされるたびに視聴者からは「えっ、まさか…」「真犯人が意外すぎた」「大どんでん返し!!」「本当に登場人物全員どうかしていた」といった声が上がり、Twitterでは「#私たちはどうかしている」が放送終了後深夜1時頃までにトレンド1位に浮上した。

中でも注目を集めたのは、観月ありさ演じる光月庵の女将・今日子。

7話までは黒幕かのような描かれ方をしていたが、最終回では、樹への一途な思いを垣間見せたり、光月庵に伝わる道具を火事から守るなど、これまで見せてこなかった誠実な面が明かされた。

不幸な結婚と古い家のしきたりに縛られ孤独な人生を送り、それでも最後までわが子・椿の身を案じて角膜移植の準備を進めていた今日子には「今日子さんの気持ちを思うとつらすぎる」「女将さんのシーン泣けた」「今日子ロスです!!」といった声も飛び交い、「女将さん」がTwitterのトレンド入り。子役としてデビューしてからすでに芸歴40年という観月が、見事な演技で魅了した。

「私たちはどうかしている」は「TVer」で最新話を無料配信しているほか、「Hulu」では全話配信中。(ザテレビジョン

「私たちはどうかしている」第2話より  (C)NTV