2009年の公開当時、全世界興行収入歴代ナンバーワンとなる27億8800万ドルを記録した歴史的ヒット作『アバター』(09)。その続編の撮影が現在2作同時に進められているなか、ジェームズ・キャメロン監督が進捗状況について語ったと「Collider」をはじめ全米各メディアが報じている。

【写真を見る】シガニー・ウィーバーの役どころは…?プロデューサーのInstagramにメイキング写真が続々

先日行われたオーストリア世界サミット環境会議において、「ターミネーター」シリーズや『トゥルーライズ』(94)でタッグを組んだアーノルド・シュワルツェネッガーとのオンライン対談に登場したキャメロン監督は「皆さんと同じように我々も新型コロナウイルスの影響を受け、4か月半の制作期間を失ないました。その結果として、公開を1年先延ばしにして(『Avatar2』を)2022年に公開することになりました」とコメント。

そして「でも1年の猶予ができたわけではない。『Avatar2』が公開されたらすぐに『Avatar3』の仕上げに入る予定だ」と今後の見通しについて語ると、「我々はいまニュージーランドで撮影の真っ只なかだ。いまは実写シーンの撮影をやっていて、残りは10%ほど。『Avatar2』はすべての実写シーンの撮影が終わっていて、『Avatar3』はもう95%くらいだね」と順調に撮影が進められていることを明らかにした。

今年3月に一度撮影が中断された同シリーズは、ニュージーランドにおける新型コロナウイルス感染の収束を受けて6月中旬に再開。その後プロデューサーのジョン・ランドーのInstagramでは劇中に新たに登場する潜水艇のコンセプトアートや、前作とは異なる役柄で出演するシガニー・ウィーバーがモーションキャプチャー撮影に臨んでいるメイキング写真などが続々アップされ、公開を待ち望むファンの期待を高めている。

Avatar2』は2022年12月16日(金)に全米公開を予定しており、以後『Avatar3』は2024年12月、『Avatar4』は2026年12月、『Avatar5』は2028年12月に公開される予定となっている。

文/久保田 和馬

ジェームズ・キャメロンが、シュワちゃんとのオンライン対談で進捗を語る!/写真:SPLASH/アフロ