2020年10月1日韓国の次期大統領選候補の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が自身のFacebookで「受け入れ不可能な条件を掲げているところを見ると、菅義偉首相が訪韓することはないだろう」と述べた。
李知事は「三権分立により政治の司法介入が禁止された韓国では、政治の司法判決への介入は違法で常識的にあってはならないことであるため、日本の元徴用工判決への政治介入の要求を理解することも受け入れることもできない」と書き込んだ。また、「日本がいくら否定しても、侵略と残酷な人権侵害の歴史は韓国の歴史的真実であり、現実」とし、「真の和解のための謝罪は、被害者が許し、『もう十分』と言うまでするものだ」と主張した。
その上で、「政経分離の原則に違反し、韓国を攻撃した日本の輸出規制は韓国にとって技術独立のチャンスとなったが、日本企業には打撃を与えた」とし、「日本と韓国は複雑で微妙な歴史的、国際政治学的、外交軍事的、経済社会的問題を解決するため、政治外交と経済社会の分離、相互への尊重と理解という大原則を守らなければならない」と強調した。
この投稿は、日本で外務省幹部が、韓国最高裁の元徴用工判決により差し押さえられた日本企業の資産をめぐり「韓国が現金化しないと約束しなければ菅首相は訪韓できない」との考えを示したとの報道を受けてのものとみられる。
これについて韓国・聯合ニュースは「次期大統領選挙のライバルとされる『共に民主党』の李洛淵(イ・ナギョン)代表が、菅首相就任を受けて『日本の国運が上昇し、日韓関係が改善することを願う』と述べ、冷え切った日韓関係の改善に期待を示したこととは対照的な態度だ」と指摘している。
韓国のネットユーザーからは「だから李在明知事が好き。自分の考えをはっきり示してくれる」「こういう強硬な対応が必要なときもある」「堂々としていていい。すでに大統領のよう」「李洛淵首相は文在寅ムン・ジェイン大統領より小心者みたい。李在明知事を応援する」など李在明知事を支持する声が数多く上がっている。
一方で「選挙の票のことしか考えない危険な人だ」「大統領になるためなら日韓関係が破綻してもいいというのか…」「北朝鮮には何も言えないのに(笑)」など否定的な反応も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

1日、韓国の李在明京畿道知事が自身のFacebookで「菅義偉首相が訪韓することはないだろう」との考えを述べた。写真は菅官房長官(出典:内閣府https://www.kantei.go.jp/)。