ジョージア州で今年8月、12歳女児が自宅で意識を失って倒れているところを母親に発見され、病院に搬送されたものの死亡が確認された。長年シラミ症の治療をせずに放置したことで鉄欠乏性貧血に陥り、心臓に過度の負担がかかって亡くなった可能性が高いという。『13WMAZ.com』『news.com.au』などが伝えている。

ジョージアウィルキンソンアイヴィー在住のケイトリン・ヨズヴィアックちゃん(Kaitlyn Yozviak)が8月26日12歳の短い生涯を閉じた。ケイトリンちゃんは3年前からシラミ症に罹っており、吸血されたことによって重度の貧血に陥っていた。しかしながら両親は、ケイトリンちゃんのシラミ症の治療は一切しておらず、無数のシラミを這わせた状態のまま放置していた。

ケイトリンちゃんの死亡を受け、男きょうだい2人はジョージア州の児童家庭サービスで保護され、母親ケイティ・ホートン(Katie Horton、37)と父親ジョーイ・ヨズヴィアック(Joey Yozviak、38)が第2級殺人罪と第2級児童虐待の罪で逮捕、起訴された。

9月末に行われた裁判で、ジョージア州捜査局(GBI)のライアン・ヒルトン捜査官は「ケイトリンちゃんの自宅は動物の糞で溢れ、ネズミや虫が這いまわり、部屋のベッドは無数のシラミが付着していた」と明かし、次のように述べた。

ケイトリンちゃんのシラミ症はこれまでに見た中でも最悪のケースだった。母親の供述でケイトリンちゃんは少なくとも1週間半、お風呂に入っていないことが分かっている。シラミ症は3年にわたり続いていたが、両親は適切な治療をせず、ケイトリンちゃんは長期にわたりかなりの苦痛に晒されていた。ケイトリンちゃんは何度も吸血されたことにより鉄欠乏性貧血に陥り、それが心臓発作につながった可能性が高い。」

実はケイトリンちゃんは2008年、誕生と同時に養子に出されることになっていたが、ケイティとジョーイが直前になって取りやめていた。ケイトリンちゃんの死という最悪の事態を受け、養父母になるはずだった夫婦は「私たちは当時、ケイトリンちゃんを受け入れる準備が100%できていた。あの子は私たちの娘になるはずだったのに…。あの時、ケイトリンちゃんが私たちの元に来ていたら、彼女は生きていたのに…」と悔しさをにじませた。

ケイトリンちゃんは死なずにすんだかもしれない―そんなチャンスはまだあった。実は2018年に、児童家庭サービスが「自宅ではおびただしい数の猫を飼っており、衛生環境が劣悪なようだ」との報告を受けており、ケイトリンちゃんは一時的に叔母の家に預けられていた。しかしながら6日後には自宅に戻っており、その後は児童家庭サービスがケイティとジョーイのもとを訪れることはなかった。

孫を亡くしたケイティの母親は「ソーシャルワーカーは何をしていたのか」と怒りがおさまらない様子で、「もっと早く分かっていたら、私があの子を育てたのに…」と涙に暮れているという。

ちなみにこのニュースには、「2年前の時点で何の対処もしなかった児童家庭サービスにも問題がある」「シラミで貧血を起こすまで、なぜ誰も気が付かなかったのか」「防ぐことができなかったのが残念でならない」といった声があがっている。

画像は『13WMAZ.com 2020年9月28日付「‘Disrepair and filth’: Hearing sheds new light on 12-year-old Kaitlyn Yozviak’s final days」』『news.com.au 2020年10月1日付「Girl, 12, dies after severe head lice infestation causes heart attack」(Picture: Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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