県立広島大学広島市南区宇品東1-1-71,中村健一理事長兼学長)の宮島学センターでは,学芸員の資格取得を目指す3年生5人が,宮島歴史民俗資料館(廿日市市宮島町57)で開催される企画展「宮島の大鳥居~令和の保存修理~」に全面協力しました。コロナ禍でオンラインを余儀なくされた前期の授業で,大知徳子特命講師の指導のもと,世界文化遺産である嚴島神社の大鳥居に関するパンフレット「宮島大鳥居のひみつ」と「大鳥居クイズ」,センター所蔵の錦絵をもとにした嚴島神社と大鳥居のペーパークラフト(紙細工)を制作,来場者に配布する予定です。企画展は10月6日から12月13日まで行われます。
1 パンフレット「大鳥居のひみつ」

嚴島神社の大鳥居は,1875年(明治8年)の建立から140年以上が経過し,損傷や老朽化が進んでいました。そのため2019年(令和元年)6月から大規模な保存修理工事が行われており,全体がシートで覆われた状況で,終了時期は未定です。見られない間,せめて大鳥居について知ってほしい-という願いをこめて学生たちが作ったパンフレットには,鳥居の大きさや重さ,歴史に加え,なぜ海の中に建っているのかの「ひみつ」をひもといています。企画展のほか,観光案内所などでも配布される予定です。




*改修前の大鳥居(上)と修復中の現在の様子(宮島観光協会ホームページから)

2 「大鳥居クイズ」と錦絵のペーパークラフト

「大鳥居クイズ」では,そんな「ひみつ」をクイズ形式で学べます。初級編・中級編・上級編に分かれており,初級編では「大鳥居の高さに一番近いものは?」という質問に対し「5階建てマンション」「広島城の天守閣」「キリン」と3つの中から正しい答えを選ぶ仕組みになっています。(この答えは「5階建てのマンション」で高さは約15メートル)。企画展ではクイズに挑戦した来場者の先着100人に大鳥居の紙細工などを贈呈します。

〇企画展「宮島の大鳥居~令和の保存修理~」

10月6日12月13日まで,宮島歴史民俗資料館(桟橋から徒歩15分、嚴島神社出口から徒歩1分)で開催。午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は大人300円,高校生170円,65歳以上150円,小中学生無料。県立広島大学宮島学センターが連携協力。



〇県立広島大学宮島学センター

宮島の学術研究(宮島学),学生教育,地域連携を一帯のものとして事業を展開しており,研究と学生たちの学修の成果は公開講座・講演会,企画展示などを通して積極的に地域に還元しています。センターでは古文書,錦絵,明治以降の写真等を所蔵しています。
【本学ホームページ】https://www.pu-hiroshima.ac.jp/soshiki/miyajima/

配信元企業:公立大学法人 県立広島大学

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