株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村正樹)は、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ(きむらゆういち 作・絵)の最新刊、『てあらいできるかな』を10月22日に発売します。

『てあらいできるかな』は、人気しかけ絵本シリーズ「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの15作目。

ねこのミケや、こいぬのコロ、大きなかいじうさんなどおなじみのキャラクターが、手のひら、手の甲、指は1本ずつにぎって、ごしごしごしと、順番に手を洗っていくようすをしかけで楽しく描きます。見返しには、厚生労働省などが提示する「正しい手の洗い方」に準拠した手洗いイラストも掲載しています。


本書は、新型コロナウイルス感染拡大がはじまった2020年3月ごろ、手洗いがこれまで以上に大切になる状況をうけて、子どもたちが楽しく身につけられるように、企画がたちあがりました。通常数年かかることもある絵本づくりですが、作者のきむらゆういちさんは、今回はわずか3ヶ月ほどで手洗いをわかりやすく伝えるしかけを考案し、絵を仕上げました。

刊行を記念したインタビューのなかで、きむらさんは「今、世界中がコロナで大変ですが、こういう時こそ手洗いの大切さを教えるチャンスでもあると思い、この本を作ろうと思いました。」「この1冊に全ての時間を注ぎ込んで生まれました。」と語られています。(インタビューは10月下旬に偕成社のウェブマガジンKaisei webで公開されます。http://kaiseiweb.kaiseisha.co.jp/

複雑でちょっと面倒にも思ってしまう手洗いを、楽しく身につけるのにぴったりの絵本となっています。


発売にあわせ、一部の書店店頭では、自宅に持ち帰って洗面所などにも貼れる「手洗いポスター」を無料で配布します。また、偕成社のホームページから、ポスターデータの無料ダウンロードもできます。(https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784031311502)保育園や幼稚園などでも、活用していただければと思っています。

1988年の『ごあいさつあそび』刊行以来、多くの親子にえらばれ、累計1360万部を越えるシリーズ。0・1・2歳のあかちゃん~幼児の生活に身近なテーマをとりあげ、親子であそびながら、楽しく生活習慣が身につけられるシリーズです。

シリーズの一部はおでかけ版(ボードブック)でも刊行しており、ダブルミリオンセラーに『ごあいさつあそび』『いないいないばああそび』の2作、ミリオンセラーに『いただきますあそび』『ひとりでうんちできるかな』『おでかけ版 いないいないばああそび』の3作があります。

キャラクターがしかけにあわせて「こんにちは」と頭を下げたり(『ごあいさつあそび』)、いないいない…ばあ!と隠していた顔をだしたり(『いないいないばあ あそび』)、しかけがあることで初めての読み聞かせでも、楽しみながら子どもたちと絵本を通したコミュニケーションがとれるのも特徴。「どうやって読み聞かせをしたらいいのか分からない」という親御さんの悩みにも答えます。
  • 書籍詳細
【著者紹介】
きむらゆういち
東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。ゆうゆう絵本講座主催。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズ、「おともだちあそびえほん」シリーズなどがある。
【書籍詳細】
書名:てあらいできるかな
作・絵:きむらゆういち
定価:700円 + 税
対象:0歳から
サイズ:22cm×19cm
ISBN コード:978-4-03-131150-2
発売時期:2020年10月22日予定

偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784031311502

配信元企業:株式会社 偕成社

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