2020年10月3日(土)より、浜中文一主演舞台『スケリグ』のオンデマンド配信がいよいよ開始される。本公演は、7月31日(金)から紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて東京公演を行い、その後大阪・愛知・相模大野を巡演し、9月11日(金)の所沢公演にて大千秋楽を迎えた。

本作は、イギリスの作家デイヴィッドアーモンドによるファンタジー児童文学の傑作「スケリグ(Skellig)」を原作に、2019年、浜中文一主演、浦辺千鶴の翻訳、ウォーリー木下の演出で初演された作品で、今夏、劇場をスケールアップし、全国5都市にて待望の再演が行われた。

温もりのある舞台美術に、プロジェクションマッピングを駆使した創造的な空間で活き活きと繰り広げられる、役者陣の自在な演技、生演奏で奏でられる音楽と効果音。それぞれが見事な化学反応を起こし、神秘的で瑞々しい演劇を創り上げ、好評を博した。

第一弾配信(10月3日(土) 13:00~4日(日) 1:00配信)では、東京公演(初日)に加え、特典映像として、音楽・演奏を担当した吉田能による楽曲解説コーナーを配信。実際に使用した楽器の紹介や、楽曲制作にあたっての秘訣のトークなど、より深く「スケリグ」を楽しめる濃密なコーナーとなる。

第二弾配信(10月4日(日) 14:00~5日(月) 2:00配信)では、追加公演として行われた相模大野公演に加え、特典映像として、ここでしか見られない終演直後に収録したキャスト全員の特別インタビューを配信。

相模大野公演では、通常の収録カメラだけでなく舞台前や舞台上にもカメラを設置。劇場の客席からでは見ることのできない、オンデマンド配信ならではの臨場感で楽しめる。

子どもから大人まで誰しもの心に響く、切なくもあたたかな舞台『スケリグ』。今回の配信がラストチャンスとなるので、オンデマンド配信限定の貴重な特典映像をお見逃しなく。

【あらすじ】

古い家に引っ越したマイケル(大東立樹)は、荒れ庭のガレージの片隅で、ボロ雑巾のような「彼」を見つけた。ホコリと虫の死骸まみれの服、捻じ曲がった身体、その背中には奇妙なものが生えていた。 彼の名前は「スケリグ」(浜中文一)。

マイケルにはまだ赤ちゃんの妹がいる。でも重い病気で、パパ(金子昇)とママ(瀬戸カトリーヌ)は妹にかかりきり。マイケルは隣の家の女の子・ミナ(清水らら)と一緒に、スケリグを助けようと秘密の活躍を始める。月明かりの中の冒険、廃墟に住むフクロウたち、小さな妹への想い、そして、とても不機嫌でとても不思議なスケリグのくれる奇跡――。

無垢な心が見つめる生と死...、ファンタジックな世界から大切なものが伝わる、切なくてあたたかな救いのストーリー。

 

舞台『スケリグ』