セリエA第3節が2日に行われ、フィオレンティーナサンプドリアが対戦した。サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也は今季初の先発フル出場を果たした。

 開幕から2連敗中で暫定16位のサンプドリアは今季初勝利を目指し、1勝1敗で暫定8位に位置するフィオレンティーナのホームに乗り込んだ。

 サンプドリアはファビオ・クアリャレッラ、アントニオ・カンドレーヴァを中心にチャンスをつくる。サンプドリアは36分、決定機を迎えた。カンドレーヴァが右サイドからクロスを上げると、ゴール前は混戦状態に。相手DFがクリアしたボールがクロスバーを直撃し、二次攻撃を仕掛けるも最終的にゴールを割ることはできなかった。

 対するフィオレンティーナは39分、フェデリコ・キエーザが起点となり、右サイドからクロスを上げると、最後はジャコモ・ボナベントゥーラがヘディングで合わせる。しかし、ボールはクロスバーを越えた。サンプドリアは前半終了間際の42分、PKを獲得すると、これをクアリャレッラがゴール左に沈めて先制点を奪った。

 1点ビハインドで後半へ折り返しフィオレンティーナは72分、ドゥシャン・ヴラホヴィッチが1点返して同点とする。しかし、サンプドリアは83分、ヴァレリオ・ヴェッレの得点により勝ち越しに成功した。

 試合はこのまま終了。終盤に勝ち越しに成功したサンプドリアフィオレンティーナを下し、今季リーグ戦初勝利を挙げた。フィオレンティーナは今季2敗目となった。

 次節、フィオレンティーナは18日にアウェーでスペツィアと、サンプドリアは同日にアウェーでボローニャと対戦する。

【スコア】
フィオレンティーナ 1-2 サンプドリア

【得点者】
0―1 42分 ファビオ・クアリャレッラ(PK/サンプドリア
1―1 72分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(フィオレンティーナ
1―2 83分 ヴェレリオ・ヴェッラ(サンプドリア

サンプドリアとフィオレンティーナが対戦した [写真]=Getty Images