鈴木伸之と佐野勇斗がダブル主演を務めるMBSドラマ特区「俺たちはあぶなくない～クールにさぼる刑事たち」の第3話が10月1日に放送された。どこまでも捜査に後ろ向きな高野心(鈴木)と世中渡(佐野)が、結果的に事件を解決する展開に、視聴者からは喝采の声が上がっている。
【写真を見る】川遊びシーンでは世中(佐野勇斗)が見事な腹筋も披露…！
■ キャンプの最中、偶然犯人と遭遇!?
見た目はシャープでトークも理知的だが、捜査はせず出世だけが目的の鈴木演じる高野と、イケメンで人当たりがよく、より良い転職が最大の目的である佐野扮する世中が大活躍する本作。第3話では、長州一家と若松組の対立抗争の過程で起きた組長殺害事件のてん末が描かれた。
月賀梨男(矢野聖人)と伊喜利辰巳(猪野広樹)は、事件の犯人と思われる平野修一(永岡佑)に連日取り調べをするも、物証がなく苦戦中。高野と世中はというと、平野を犯人と決定づける証拠探しを名目に、山でクールにキャンプを楽しんでいた…。
川で釣りを楽しみ、「バーベキューしよう」という高野に世中も「最後にチョコフォンデュしていいですか？」とノリノリ。最大限にキャンプを楽しむ2人は、一人の寂しげな男(内村遥)に「一緒に食べませんか」と声を掛けた。
“星”と名乗るその男こそ、2人が追うべき男・双木だった。娘をダシに殺人の罪を着せられ、凶器を山中に隠すよう平野から命じられていた双木は、高野と世中が刑事だと知り「逃げるのに疲れました。いい機会だ、私を逮捕してください」とまさかの自白を始めた。
だが、それまでの会話の内容から2人はすでに、双木が真犯人ではないことに気づいていた。恐るべき推理力、そして捜査能力。
■ 「捜査はしない」はずが…その矛盾にハマる！
そしてここからが、“コスパ刑事コンビ”ならではの展開。双木を連れておめおめと署に戻れば、自分たちがサボっていたことがバレてしまう。それに、双木を冤罪のまま逮捕したとバレたら、これまでのポイントが一気にゼロになる可能性も…。2人は、双木に自首を諦めてもらおうと行動を開始した。
2人は、双木の持っていた紙地図を頼りに山中から凶器を発見。平野の犯行を決定づける証拠を確保し、「他人の罪を背負って逃げ続けるなんて、俺ならそんなムダなことは選ばない。あんたのやってきたことは最もコスパの悪い最悪の行為だ！」と訴えた。
双木を自首させないために始めた説得工作。だが、皮肉なことにこれが双木の心を動かした。「おっしゃる通りです」と双木はすべてを告白。平野を取り調べ中の月賀たちに双木の自白内容を伝え、平野の完落ちを引き寄せた。
「あんたは悩み苦しんで人生の限られた時間を消費した。コスパが悪くて僕はイラっとする。でも、今からでも間に合います。損した分、必死で取り戻しましょう。大丈夫ですよ、すぐに娘さんに会って、安心させてあげてください。それが終わったら出頭してください」。高野の言葉はまるで、刑事ドラマのクライマックスでまっとうな刑事が口にする言葉そのものだ。
凶悪事件を解決しない、あぶない橋は渡らないはずの2人が、誰よりも手柄を挙げてしまう。「捜査しない」と言いながら、夜通し凶器探しをしたりする。そのギャップとカタルシスこそが本作の魅力だ。回を追うごとに、高野と世中がどんどん魅力的に思えてくる。
視聴者からも「最後の名ゼリフで不覚にも涙が…」「俺あぶ、気がついたら何度もリピしてる」「このキャスティング、危なすぎて目が離せない」「コスパ刑事最高！」といった賞賛の声が上がっていた。
■ 第4話あらすじ
第4話では、管内で多発している高齢者を狙った詐欺事件を調査するため、団地を張り込む高野と世中だったが、同時にキャバ嬢を呼んで合コンを開くという離れ業を繰り広げる。浮かれる2人の姿が映し出された予告編に「毎回、予告の2人がはじけすぎ！」「合コンではしゃいでる！」と期待する声が挙がっていた。
なお「俺たちはあぶなくない～クールにさぼる刑事たち」第3話はTVer 、MBS動画イズム、GYAO にて1週間見逃し配信。TELASA 他では全話配信している。（ザテレビジョン）
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