10本の柱があって、戯(たわむ)れる…。それで、パーフェクトは300点って?
さて何と読むでしょう?
「十柱戯」どんなスポーツ?パーフェクトだとスコアは300です文字だけ見るとギリシア神話の世界!?
scaliger / PIXTA(ピクスタ)
文字だけ見ていると、10本の円柱の間を、女神たちがかくれんぼして戯れているような絵が浮かんできませんか?まるでギリシア神話の一コマにありそうな…。
でも、これはスポーツと言われると、中国拳法にありそうな気もしてきたり。
実はサザンの桑田さんが、大好きなスポーツで、最近ついにパーフェクトスコア「300」を叩き出したことでも話題になりました。
パーフェクトが300!もう分っちゃいましたね。
元々は災いから逃れるための宗教儀式
ペイレスイメージズ1(モデル) / PIXTA(ピクスタ)
正解は「ボウリング」です。
ボウリングの歴史は古く、ピンを悪魔に見立て、それをたくさん倒すことで災いから逃れることができるという宗教儀式だったそう。紀元前5000年頃の古代エジプトの墓から、木でできたボールとピンが発掘されています。
そしてボウリングの基本的なルールを統一したのは、歴史の試験にも出てくる宗教改革者のマルティン・ルターだと考えられています。ただ、その頃はピンの数は9本でひし形に並べて、倒す数を競ったそうです。
それが今の10柱(10本)になったのはアメリカの禁酒法の時代。酒を巡る賭け事に利用されたことから禁止され、ナインピンボウリングじゃないからいいでしょ!という、まるで一休さんのトンチみたいな言い訳でなったといわれています。
そんな戯言(たわごと)から10本になったと知ると、十柱戯という3文字がピッタリな気がしてきますね。
コメント