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名もなき高速オープンカー

text:Tom Morgan(トム・モーガン
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ランボルギーニは、未発表の新型オープン・スーパーカーの走行テストを開始している。

カモフラージュが施されたプロトタイプの画像は、同社のモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」によって公開された。その名前も知られていないモデルのサイドとリアの形状が明らかになったほか、ルーフやフロントガラスがないことが確認された。

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開発中のオープンモデル    ランボルギーニ

このカモフラージュは、最近発表された40台限定のサーキット専用ハイパーカー、エッセンツァSCV12と同じだ。しかし、リアエンドやリアウイングのデザインが異なり、アヴェンタドールSVJや昨年デビューしたシアンFKP 37ハイブリッドとの共通点が多い。

シアンは、820psを発生する6.5L V12電動パワートレインを搭載し、最高速度は350km/h以上、0-100km/h加速は従来型のアヴェンタドールSVJよりも速い。

シアンはすでにロードスターバージョンが発表されているが、生産台数はわずか19台に限定されている。今回確認された新型車はさらに希少なモデルとなる可能性がある。

2012年のアヴェンタドールJなど、ランボルギーニは過去にワンオフのロードスターを生産したこともあるが、少量生産であればマクラーレンエルバフェラーリモンツァSP2と競合することになるだろう。

画像に添えられたメッセージには「Attenzione macchina veloce aperta」とあり、文字通り「注意:高速オープンカー」と訳されている。

いつ正式にデビューするのか、いつ生産が開始されるのかなど、まだ不明な点が多い。

もし発売されれば、1月にF1運営会社の社長兼CEOに就任するランボルギーニのトップ、ステファノ・ドメニカーリが去ってから最初に登場するニューモデルとなるだろう。


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