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捨てられたふとっちょ猫に新たなる幸せが image credit:ACCT Philly/Twitter

 アメリカ、ペンシルベニア州フィラルフィアにある保護施設の前に、大きなメス猫が捨てられていた。

 その猫は、約14キロという肥満体型で、保護した施設スタッフは早速ダイエットを開始した。

 同時に猫を健康的に減量してくれる飼い主をSNSで募集したところ、この猫ちゃんに一目ぼれしたやさしい家族が見つかり、猫は引き取られていったという。『Paws Planet』などが伝えている。

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保護施設の前に捨てられたふとっちょ猫

 ペンシルベニア州フィラルフィア東部のハンティング・パークに、1匹の猫が捨てられていた。

 近くにあった動物保護施設『ACCT Philly』のスタッフは、すぐにその猫を保護。しかし、あまりのふとっちょ加減に驚かされた。

 猫は、同種の平均体重(4~5キロ)を大きく上回る13.6キロもあったのだ。この重さは、人間の3歳児や小型犬のピットブルの平均体重に相当するという。


 スタッフのツイートによると、猫は犬用のキャリーケースに入れられ捨てられていたそうだ。

 猫がここまで太ってしまった原因はスタッフにはわからなかったが、避妊手術の副作用や遺伝的問題でないとすれば、おそらく元の飼い主に餌を与えられ過ぎて運動不足による結果だろうと推測した。

 猫は、ふとっちょであるものの、とても愛らしく親しみやすく、友好的で人懐こい。施設スタッフは、アメリカのコミック漫画『ガーフィールド』の主人公ガーフィールドが大好物のラザニアにちなんで、“ラザニア”と名付けた。


ラザニア、減量に協力してくれる永遠の家を見つける


 ラザニアの肥満を放置しておくと、心臓病や糖尿病を発症する可能性があるということで、スタッフは早速ラザニアにダイエットを開始した。

 同時に、FacebookやTwitterでラザニアのダイエットに協力してくれる飼い主を求めて呼びかけた。


 ラザニアは、SNSですっかり人気者になったようで、多くの人がラザニアを引き取りたいと申し込んできたという。

 結局、ラザニアニュージャージー州に住むハンマーさん一家と養子縁組をすることになった。


 捨てられていたという悲劇から始まったラザニアのストーリーは、一転して永遠の家が見つかるハッピーエンドになった。

 今後は、ハンマーさん一家のもとでラザニアはダイエットを続けていく予定だ。SNSのユーザーらからは、「ダイエット引き続き頑張れ」「素敵な飼い主見つかってよかったね」といった声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52295214.html
 

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