アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアにある保護施設の前に、大きなメス猫が捨てられていた。
その猫は、約14キロという肥満体型で、保護した施設スタッフは早速ダイエットを開始した。
同時に猫を健康的に減量してくれる飼い主をSNSで募集したところ、この猫ちゃんに一目ぼれしたやさしい家族が見つかり、猫は引き取られていったという。『Paws Planet』などが伝えている。
―あわせて読みたい―
育ちに育って体重16キロ。通常比3倍の巨大猫が保護され新たなる里親の元へ(アメリカ)
太っちょ猫のダイエット計画。インスタグラムでその過程を公開中
肥満猫のダイエット大作戦。様々なエクササイズに挑むもやる気が感じられないその姿に世界から励ましの声(アメリカ)
ダイエット中の猫シンダーさん、今日ももくもくと運動するよ
飼い主が認知症、餌を与え続けた結果16kgの巨大猫に。施設に引きとられ減量にチャレンジ(アメリカ)
保護施設の前に捨てられたふとっちょ猫
ペンシルベニア州フィラデルフィア東部のハンティング・パークに、1匹の猫が捨てられていた。
近くにあった動物保護施設『ACCT Philly』のスタッフは、すぐにその猫を保護。しかし、あまりのふとっちょ加減に驚かされた。
猫は、同種の平均体重(4~5キロ)を大きく上回る13.6キロもあったのだ。この重さは、人間の3歳児や小型犬のピットブルの平均体重に相当するという。
Poor Lasagna was abandoned in a dog crate at a whopping 29.5lbs 😱 this chonky cat would love someone who can help her lose the #quarantine15 and become a healthy and happy cat 🐱 pic.twitter.com/JkbuXuJUNu
— ACCT Philly (@ACCTPhilly) September 23, 2020
スタッフのツイートによると、猫は犬用のキャリーケースに入れられ捨てられていたそうだ。
猫がここまで太ってしまった原因はスタッフにはわからなかったが、避妊手術の副作用や遺伝的問題でないとすれば、おそらく元の飼い主に餌を与えられ過ぎて運動不足による結果だろうと推測した。
猫は、ふとっちょであるものの、とても愛らしく親しみやすく、友好的で人懐こい。施設スタッフは、アメリカのコミック漫画『ガーフィールド』の主人公ガーフィールドが大好物のラザニアにちなんで、“ラザニア”と名付けた。
Lasagna the Chonky cat is grateful for all the attention she's getting! Interested in adopting and helping her get to a healthy weight? Info here: https://t.co/oRJt73DbSl Can’t adopt? Consider helping us help cats in need by donating to our Stella Fund: https://t.co/43niur6zRR pic.twitter.com/dfX2VA3qBo
— ACCT Philly (@ACCTPhilly) September 23, 2020
ラザニア、減量に協力してくれる永遠の家を見つける
ラザニアの肥満を放置しておくと、心臓病や糖尿病を発症する可能性があるということで、スタッフは早速ラザニアにダイエットを開始した。
同時に、FacebookやTwitterでラザニアのダイエットに協力してくれる飼い主を求めて呼びかけた。
ラザニアは、SNSですっかり人気者になったようで、多くの人がラザニアを引き取りたいと申し込んできたという。
結局、ラザニアはニュージャージー州に住むハンマーさん一家と養子縁組をすることになった。
捨てられていたという悲劇から始まったラザニアのストーリーは、一転して永遠の家が見つかるハッピーエンドになった。
今後は、ハンマーさん一家のもとでラザニアはダイエットを続けていく予定だ。SNSのユーザーらからは、「ダイエット引き続き頑張れ」「素敵な飼い主見つかってよかったね」といった声が寄せられている。
written by Scarlet / edited by parumo
全文をカラパイアで読む:http://karapaia.com/archives/52295214.html
こちらもオススメ!
―動物・鳥類についての記事―
パイセン、流石っす!雨に打たれても全く動じないハシビロコウ
神様がくれた不思議な出会い?ある日突然子猫のお母さんになった犬
あらん限りの口汚い言葉で悪態をつく動物公園のヨウム、子供に悪影響が出ると一般公開中止に(イギリス)
育児放棄された2頭の子ライオンの育ての親となったのはジャーマンシェパードだった(ロシア)
癒され度マキシマム。葉っぱの帽子を被り、声高らかに歌う幸せのオカメインコ
―知るの紹介記事―
プラスチックごみを6倍速く分解するスーパー酵素が開発される(英研究)
何目的?生きたウナギを100匹以上を公園の湖に放流した男(アメリカ)
鋼の合成術。「ステンレス」の起源は1000年前のペルシア時代にあった(英研究)
あらん限りの口汚い言葉で悪態をつく動物公園のヨウム、子供に悪影響が出ると一般公開中止に(イギリス)
想像以上のウォーター!火星の地下に塩水の湖が複数発見される
カラパイアの公式アプリがついにリリース!サクサク見やすい、使いやすいよ! https://t.co/0PBhJB1jK7 pic.twitter.com/M1QblHgKJ7
— カラパイア (@karapaia) 2017年12月9日
コメント