俳優の北村匠海と女優の山本舞香が6日、東京・渋谷で行われた映画『とんかつDJアゲ太郎』のPRイベントに登壇。撮影当時のエピソードや、コロナ禍のなか公開される本作への想いについて熱く語った。

【写真】北村匠海&山本舞香ら豪華キャストが渋谷に集結!『とんかつDJアゲ太郎』イベントの様子

 集英社少年ジャンプ+」で連載されたイーピャオ・小山ゆうじろう原作の伝説的ギャグ漫画を実写化した本作は、渋谷の老舗とんかつ屋3代目のアゲ太郎がとんかつもクラブフロアもアゲられるDJを目指す満腹絶倒コメディ。イベントにはキャストの伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類DJ KOOブラザートムも登壇した。

「渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by『とんかつDJアゲ太郎』」と題し、ロケ地となった渋谷に豪華キャスト陣が再集結した本イベント。劇中で本人役を演じたDJ KOOのノリノリのDJプレイがスタートし“とんかつ”の着ぐるみを着た“とんかつ隊”がキャベツをデザインしたステージ前で踊る中、さっそくキャスト陣が登場。主人公のアゲ太郎役を務めた北村は、偶然だったというからし色のスーツで登場し「いまだかつてこんなイベントがあったでしょうか。僕が一番困惑しております!(笑)」と青空の下であいさつ。

 本作がコメディ初挑戦となった北村だが、アゲ太郎が想いを寄せる苑子役を演じた山本は「カメラが回る前にすごい変顔しているのを見ちゃって(笑)」と明かし、「いつも顔をほぐしてから現場に入る姿を見ているので、一所懸命だなと思った」と回顧。しかし「あの時ちょっとわがままボディだったよね」とつっこむと、北村も「当時は今より8kg以上太っていて」と告白。そんな北村に山本は「体操服で走るシーンとか、かわいくてしょうがなかった。むっちむっちで!」と笑顔で語った。

 また以前より公私に渡って仲の良い北村と伊藤だが、今回の共演について伊藤は「お互いプライベートで会う時間の方が多かったので、現場で会うのが不思議な感覚でした。いま横に並べていることが感慨深いしうれしい」と笑顔。さらに「いい意味でお互い何も変わっていない」と話すと北村も同意。劇中のラストに繰り広げられる2人のDJ対決シーンも大きな見所となるが、「これはアツ過ぎるね」とお互い話していたといい、伊藤も「昔は2人で『売れような』って言いいながら一緒に帰っていたので、色んな感情が交錯して」と感慨深げな表情を見せた。

 続けて“いい肉”にかけ、総勢129人の一般参加者とリモートで繋いでキャスト陣と一緒に一斉にとんかつを試食。前代未聞のチャレンジに北村は「こんなこと、もう人生でないでしょうね」と満面の笑顔。イベントの最後には、北村が「音楽とお芝居をやる身として、今のエンタメがどんな状況なのか考える日々ではあった」と胸の内を語り「この状況の中で音楽、笑い、人間の成長が描かれている本作を世に出せること、このメンバーみんなで胸を張って『この映画面白いぞ』と言えるのが幸せです!」と作品を強くアピールした。

 映画『とんかつDJアゲ太郎』は10月30日より全国公開。

渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by『とんかつDJアゲ太郎』でとんかつを実食する北村匠海  クランクイン!