6日、大村秀章愛知県知事のリコール運動を行う高須クリニックの高須克弥院長が、大村知事が8月に出した県独自の緊急事態宣言について怒りを見せた。

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 事の発端は、毎日新聞が4月に国が発令した緊急事態宣言の影響で、近畿地区の経済が打撃を受け、企業の大規模な破綻が増えていると報じたこと。この記事を見た高須氏は「愛知県も大村愛知県知事が独自の緊急事態宣言を出しました。観光、サービス、飲食店・・・立ち直りの出鼻を挫かれとどめを刺されました。悔しいです」とツイートする。

 それを受けた一般ツイッターが「『東京・大阪と足並みを揃える』と言っていたのに、裁判の第1回口頭陳述の日に緊急事態宣言」「翌日から開始と急な発表だった」「学校や遊びなど、ほとんどの活動・行動はOK学校休校もなし」「そして、不自然メディア露出」と愛知県独自の緊急事態宣言の疑問点を指摘。

 高須院長は指摘したツイートを引用し、「あの緊急事態宣言は大村愛知県知事の企みで、僕のリコール活動に水をさすのが目的だったと思います。愛知県の皆さんに多大なご迷惑をおかけしました。緊急事態宣言のおかげで愛知県は大変な経済と生活の被害に見舞われました。あまりの衝撃に、僕は一時はリコール運動を辞めようかと悩みました」と独自の見解を示す。

 さらに、「大村愛知県知事が何か仕掛けてくると思っておりましたが、まさか愛知県独自の緊急事態宣言を出すとは思いませんでした。緊急事態宣言をしなかった東京や大阪と何ら変わらないことをしているに愛知県だけ名目上の緊急事態宣言でした。愛知県民のためでなく大村愛知県知事ご自身の緊急事態宣言でした」とバッサリ斬った。

 これを受けた別の一般ツイッターユーザーは「緊急事態宣言のひどさがわからない方へ」として、「8月上旬に出た緊急事態宣言A4一枚」「内容はマスクしよう」「県外出るの控えてね」「感染症対策しようだけです」と指摘。高須院長はこの件についても、「僕の行っている大村愛知県知事リコールへのカウンター攻撃のつもりだったのでしょう。愛知県緊急事態宣言は見え見えのやっつけ仕事でした」と断罪した。

 高須院長の主張は賛否両論。「根拠がない」「たまたまでしょう」という声もあるが、「内容を見れば大村知事が自らの力を誇示するために緊急事態宣言をしたことは明白。酷い」「実際そこまで効果のあるものではなかった」「リコールを妨害しようとしていると取られても仕方がない」とネット上では概ね賛同する声が目立っている状況だ。

 高須院長を中心とする大村知事のリコールが認められるか否かは現状不透明だが、「あいちトリエンナーレ2019」や、新型コロナウイルスの対応、突如吉村洋文大阪府知事を揶揄するなどの言動に、批判の声があることは事実。

 そして、県独自の緊急事態宣言について、その意味を疑問視するような声が出ている状況。このような声にツイッターや定例記者会見などで答えていくべきにも思えるのだが、同知事はツイッター上で自身に批判的な人物をブロックしている。批判的な声にも耳を貸し、広くリコールに理解を求めようとする高須院長とは、かなり異なった対応をしている。その審判は、運動の結果で示されることになりそうだ。

記事の引用について
高須克弥のツイッターより https://twitter.com/katsuyatakasu

大村秀章愛知県知事