歌手レディー・ガガ(34)がこのほど自身のInstagramでロッククライミングに挑戦する姿を公開した。うつ病メンタルヘルスの悩みを乗り越えてきたガガはブラトップにショートパンツという軽装で登り、強さと勇気を発揮する姿をファンに見せてくれた。

現地時間5日、レディー・ガガがInstagramを更新し、自身がロッククライミングを行うショットを公開した。パープルのブラトップとショートパンツ姿にスニーカーを履いたガガは青いヘルメットを被り、スタイリッシュなサングラスをかけて岩を登っている。

撮影者は明らかになっていないが、この写真はガガの数メートル上から撮られたものだ。ガガは伸ばした左手でメタルバーを掴み、左足を踏み出している。見上げながら真剣な眼差しで登っている彼女の様子がうかがえる。下の方では、他のクライマーが岩を登る準備をしているようだ。

この写真にガガは、腕の筋肉とハートの絵文字だけを添えた。

そんなガガは9月にアメリカのニュース番組『CBS Sunday Morning』にゲスト出演し、有名人であることの難しさやメンタルヘルスうつ病との闘いについて明かしたばかりだ。

「私にとって最大の敵はレディー・ガガだと思っていた。彼女が最大の敵なのよ。今や食料品店にも行けない。家族と食事に行くと誰かがテーブルにやって来るの。ガガでいることを忘れて、家族と食事するなんてできないのよ。常にそのことが付きまとうの。」
「私は完全に自分自身を諦めていた。有名でいることを嫌悪していたのよ。スターでいることも嫌だったわ。疲れ果ててへとへとになっていた。」

ガガはそんなネガティブな思いを最新のスタジオアルバム『クロマティカ』にぶつけることで、一部の気持ちを乗り越えたという。

「私はもはやレディー・ガガを嫌ってはいないわ。自分を再び愛する方法を見つけたのよ。そんなことは絶対に起こらないと思っていたのにね。」

同アルバムからのシングルカット『911』は、メンタルヘルス抗精神病薬をテーマにした楽曲だ。『American Song Writer』が9月29日に掲載したインタビュー記事で、ガガは『911』についてこのように語っていた。

「落ち込んでいる友人には、ハグをして励ますことができるわ。私達の最大の敵は私達自身で、このことは『911』でも歌っているわ。私はいつも頭の中で、自分自身に意地悪なことを言っている。それでも目を背けなくてはいけないから、『それは私の頭の中にある“自分の声”』と言い聞かせているの。でもそれは、本当の私じゃない。本当の私は誰にもそんなことを言わないから。なのに、どうして私は自分自身に言っているのかしら?」

画像は『Lady Gaga 2020年9月20日付Instagram「Hello NEEEEW YOOORK!!!」、2020年10月5日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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