アルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディがほろ苦いベンフィカデビューとなった。

2015年から5年間に渡ってマンチェスター・シティプレーしたオタメンディは、先月末にポルトガル代表DFルベン・ジアスと入れ替わる形でベンフィカに3年契約で完全移籍した。

そして、5日に行われたプリメイラ・リーガ第3節のファレンセ戦では待望のベンフィカデビューを飾った。

この試合、[4-3-3]の2センターバックの一角でスタメン起用となったオタメンディだが、1点リードで迎えた後半立ち上がりにアフター気味に相手の足を踏んでしまい、痛恨のPK献上。ここは味方GKの好守で失点を免れたが、直後の右CKの場面では相手に競り負けて失点に関与してしまう。

それでも、チームはFWハリス・セフェロビッチが決めた2ゴールにより、アウェイチームを突き放し、勝利まで後半アディショナルタイムを残すのみとなった。

だが、試合終了間際の95分に最終ラインでのパス回しから自陣中央でボールを受けたオタメンディは、不用意にボールキープを試みた際に相手FWパトリックフェルナンデスにボールをかっさらわれて1点差に迫るゴールを決められた。

この直後にタイムアップを迎え、試合は3-2の勝利に終わったが、オタメンディ個人としては2失点に絡み、PK献上とほろ苦いデビュー戦となった。

過去ベンフィカの宿敵ポルトに在籍していたことに加え、ディフェンスリーダーの後釜としての加入ということもあり、戦前から厳しいホームサポーターの目に晒されていただけに、新天地での船出は厳しいものとなりそうだ。

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