10月10日(土)の「テレメンタリー2020」(毎週土曜深夜4:30-5:00[日曜朝4:30-5:00]、テレビ朝日、※系列各局で放送)は、「ニューヨークアポロシアターの舞台に立つ」という夢を掲げていた全国屈指のダンス強豪校・三重高校ダンス部の高校生たちが、新型コロナ禍という状況を乗り越えていく姿を収めた「全力!青春ダンス~部活とコロナの300日~」を放送する。

【写真を見る】コロナ禍という状況でも、情熱と行動力でダンスを続けた高校生たちの姿を描く

■ ”夢への切符“を手にした直後、「新型コロナ」が立ちはだかる…

三重高校ダンス部」は夢を実行するため、2019年12月にクラウドファンディングを立ち上げる。三重の“田舎“から世界のエンタメの中心地、NYの大舞台へ…。無謀と思える挑戦には、渡航費など問題が山積みで、必要資金が1200万円以上にも上ることが判明する。

しかし、PR動画やSNS投稿は部員たち自ら作業し、クラウドファンディングを広めるイベントも開催。そしてチームの一丸となったダンスで支持を集め、ようやく”夢への切符“を手にする。

しかしその時、「新型コロナ」が立ちはだかる。

飛行機やホテルなどのキャンセル料を考えると決断のリミットは2020年2月中旬。「行っても良いのでは」という意見も出るなか、保護者と生徒を集めて話し合った結果、「NY挑戦中止」を決断する。

プロジェクトを立ち上げた当時の2年生が中心になって行う大イベント「自主公演」も延期になり、遠征メンバーの中には当時3年生だった部員も夢の舞台を踏むことなく卒業せざるを得ない状況となる。

■ 困難な状況でも、できることを見つけた部員たち

3月2日安倍総理が発した「臨時休校要請」。部員たちは“部活のある日常”を突然、失うことに。

居ても立っても居られない部員たちは、自主公演が行われるはずだった会場前に集まり「ダンスの自主練」を敢行する。しかし、4月7日には緊急事態宣言が発令され集まることもできなくなってしまう。

そこで2日に1回、LINE電話を使った「オンライン部活」を行い、リモートでお互いの動きをチェックしながら基礎練習を続ける。さらにそれだけでは飽き足らず、「何かやってやろう」と、ある動画を作成し公開することに…。

■ 顧問の先生が、3年生に「最後の大舞台」を用意

6月1日に学校と部活が再開。

しかし多くの3年生が区切りと決めていた全国大会も出場辞退となり、“部活” “受験“との間にうやむやな空気が漂っていた。

そんな中、自主イベント開催の話が持ち上がる。顧問・神田橋先生が「観客は保護者のみ」という小さな自主イベントを区切りに、部活から受験へと切り替わって欲しい…と考え計画。気持ちを受け取った多くの3年生は、この自主イベントを区切りに引退を決意する。

7月25日。コロナ対策のため保護者のみの少人数で、自主イベントを開催。このイベントを区切りに引退する3年生が多く参加し、「同級生との最後の大舞台」となる最大の“青春ダンス”を披露する。(ザテレビジョン

10月10日(土)の「テレメンタリー2020」では、三重高校ダンス部の部員たちを追った「全力!青春ダンス~部活とコロナの300日~」を放送