10月14日(水)スタートのドラマ「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)で主演を務める波瑠。ザテレビジョンでは放送に先駆け、波瑠にインタビューを実施した。

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ソーシャルディスタンスを保った恋愛ドラマに

本作は、「きょうは会社休みます。」「世界一難しい恋」を手掛けたチームによる“恋愛弱者”のラブコメ第3弾で、脚本は水橋文美江が担当。「作品の中でもwithコロナなんだな!」と波瑠も驚いたように、物語は普通に出社することもままならなくなった日々の中で展開されていくラブストーリー。

「どんな場所でもソーシャルディスタンスを守らなければならない状況の中で恋愛ドラマは難しいのでは?と思っていたら、SNSを通して恋をするという内容になっていて、新鮮だなと思いました。この状況下でのあるあるや、多くの方がステイホームの中で感じた寂しさなど共感していただけるシーン作りができるのではないかなと思っています」

波瑠が演じる美々は企業内にある健康管理室勤務の産業医。優秀だがドSで口うるさく、社員たちからは“診療室の独裁者”と揶揄されている。

「一生懸命やってきたぶん、プライドが高くて頑固。私は嫌いじゃないですが、会社のメンズたちからしたらウザいんだろうなと思います(笑)。でも、そのウザさは彼女にとっての正義で、性格が悪いわけではなく、一生懸命ゆえに融通が利かないだけなんですけどね」

■ 恋の始まりに一喜一憂

美々には面白い習慣があり、男性を食べ物に例えて格付けしている。その例えが“ブリ大根”や“ハンバーグ・チンするやつ”など独特なのだ。

「美々はとてもユーモアがあるなと思います。食べ物に例えるのは珍しいかもしれませんが、世の女性もそれぞれの物差しで多少は男性を評価しているのかな?と思います」

そんな美々がステイホーム中に始めたオンラインゲームで、どこの誰か分からない人物に恋をしてしまう。その恋の相手かもしれない男性陣を、松下洸平、間宮祥太朗高橋優斗、渡辺大、及川光博の5人が演じる。

「人事部の3人(松下、間宮、及川)は撮影が始まる前からとても仲が良くて、美々はそこに『ソーシャルディスタンスー!』と言って切り込んでいくので、心が痛いです(笑)。熱が高くても出社する営業部の岬さん(渡辺)は、こういう人絶対いるだろうな〜という人。会社から見ると良いであろう仕事に身をささげる人が問題視される点などは、今をよりリアルに描写しているなと感じます。

そして看護師の八木原くん(高橋)は後輩ですが、美々よりずっと世渡り上手。美々は八木原くんより劣っている部分がたくさんあるので、そういう構図が見えるのも面白いと思います。独裁者と呼ばれている女性が、一人の夜に急に孤独の瀬戸際に立たされたりするシーンにはすごい人間味を感じました。悩んだり、泣いたり、恋愛の始まりに一喜一憂したり、そういう人間らしさを楽しく演じられたらいいなと思っています」

高橋優斗の「高」は正しくは「はしごだか」(ザテレビジョン・取材・文=及川静)

10月14日(水)スタート「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」で主演を務める波瑠