アトレティコ・マドリーのDFキーラン・トリッピアーがイングランド代表から離脱した理由が明らかになったようだ。

13日にチェルシーのDFベン・チルウェルとともにイングランド代表から離脱したトリッピアー。「個人的な理由」を離脱理由に挙げたイングランドサッカー協会(FA)だが、イギリス『The Athletic』によれば、賭博容疑に関するヒアリングに出席するためだという。

トリッピアーは今年5月、FAが違反行為に定める賭けごとに関与した疑いにより、協会側から告発。2019年夏にトッテナムからアトレティコに移籍する際、『WhatsApp』(メッセージアプリ)の会話後に少人数の友人グループで内部情報を漏洩しての賭博に関与したといわれている。

トリッピアー自身は容疑を否認しているというが、違法賭博の事実が認められれば、6カ月間の出場停止処分が科される恐れがあるという。

イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督もFAのヒヤリングを受けるための離脱を認めており、「私がコントロールできるものじゃないわけだから、言えることは何もない。起用できる選手でチームの準備に集中しなければいけない」と話している。

なお、同様なケースとして、元イングランド代表FWダニエル・スターリッジが2018年にセビージャ移籍を試みた際、兄弟に内部情報を漏洩。結果、4カ月間の出場停止処分という重罰が科されている。

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