ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)は15日、2部ハダースフィールドからイングランド人FWカーラン・グラントを完全移籍で獲得したと発表した。

 WBAは同選手との契約期間について、「長期間」とのみ発表。イギリス誌「フォー・フォー・ツー」によると2026年6月30日までの6年間の模様だ。また、イギリスメディア『スカイスポーツ』などは、移籍金を1500万ポンド(約20億円)だと伝えている。

 現在23歳のグラントはチャールトンの下部組織出身で、かつてはU-18のイングランド代表でプレーした経験もある。同選手は2019年1月にハダースフィールドへの完全移籍を果たし、2018-19シーズンのプレミアリーグでは13試合に出場して4ゴール1アシストを記録した。昨季の2部チャンピオンシップでは43試合に出場し、チーム内トップの19ゴールをマークしていた。

 昇格組のWBAにとっては、元セルビア代表DFのブラニスラフ・イヴァノヴィッチらに続き、グラントが今夏9人目の補強になった。スラヴェン・ビリッチ率いるチームはリーグ戦4試合を終えた時点で5ゴールにとどまっており、プレミアリーグでの経験もあるグラントの得点力に期待したいところだ。

WBA加入が決定したグラント [写真]=Getty Images