子供たちの検温と消毒をするダミーロボット image by:dgp18_rostov / Instagram
コロナ感染者数が世界第4位、現在第二波により、1日1万5千人前後の感染者数が出ているロシアでは、様々な感染予防対策が行われている。
そんな中、ヤロスラヴリ州ロストフにある小児専門病院では、子供たちが喜んで手指消毒や検温をしてくれるようにと、人型のダミーロボットを設置した。
頭は検温機器で動体はマネキン。手から消毒液が出てくるよう改造されている簡易的なもので、従業員が作ったという。
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第二波が広がっているロシアでは65歳以上の高齢者の自宅隔離や、小学校を休校にするなどの対策が取られている。
様々な場所で感染対策が行われているが、子供たちが多く訪れる小児専門病院も例外ではない。とは言え相手は子供である。検温を嫌がったり、消毒を嫌がったりする子だっている。そこで登場したのがこの人型のダミーロボットである。
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頭は検温装置で、動体はマネキン。ようこそ!と差し出された右手には消毒液が内蔵されており、消毒液が出てくる。
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病院側は、「時代に合わせて人工知能とロボット工学を導入します。あまり話しかけないでください。病院を訪れると、入り口のロボットがどのように体温を測定し、消毒剤で手を治療するかを確認することができます」と説明している。
ハイテクというよりはローテクだが、子供たちの好奇心をくすぐり、親近感を持たせようという、病院スタッフの苦肉の策だ。これで子供たちが近づいてきてくれたらしめたもの。
顔部分の検温機器に手をかざすと体温を測定。
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差し出された手からは消毒液が発射される。
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喜んで近づいてきてくれるか、恐ろしくて逃げだすか、子供次第だが、普通に消毒液を置いて、検温するよりは画期的なのかもしれない。
ロシアは昔からロボットに対して愛着を持っているから、きっと効果が出ていることだろう。
日本の映画泥棒のあいつにちょっと似てなくもないかな。
ロシアではすでに1種のワクチンが承認されており、10月14日、同国で2番目となる新型コロナウイルスのワクチンがまた承認されたそうだけど、大規模な臨床試験(治験)はまだ終わっておらず今後、4万人を対象に治験を予定するようだ。 全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52295689.html
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