マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督が気持ちを一新して、パリ・サンジェルマン(PSG)戦に臨む姿勢を示した。クラブ公式サイトが伝えている。

2年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)参戦のユナイテッドは20日に行われるグループステージ第1節でPSGとのアウェイ戦に挑む。両チームの対戦は2018-19シーズンの決勝トーナメント1回戦以来。その当時はホームでの1stレグを0-2で落としたユナイテッドが敵地での2ndレグを3-1で制して、2戦合計スコアで逆転突破を果たした。

そうした良い思い出の残る敵地での再戦となるユナイテッドだが、スールシャール監督は気持ちを新たにして挑む覚悟だ。今回のPSG戦に先駆けた会見で、「前回の対戦が今回の試合に向けたインスピレーションになるのでは?」と問われると、こう返答した。

「もちろん、それは我々の歴史だが、もう過去のこと。偉大な歴史であり、素晴らしい試合だが、だからといって、今回の一戦に何の影響もない。あの当時とは違うチームで、彼らもそう。試合の舞台も異なる。ファンもおらず、また違った試合になるはずだ。前の試合は観客の影響もあったと思う。だから、まったく新たなシチュエーションだ」

グループステージの初戦からいきなり昨季のファイナリストとぶつかるユナイテッドだが、ほかにもRBライプツィヒや、イスタンブール・バシャクシェヒルが強敵が同組に。一筋縄にはいかない相手が集うグループ突破に向けて、今回のアウェイPSG戦を「最大の試練になる一戦」と評した。

「CLは誰もが出たいと思っている大会。昨季のファイナリストを引き当て、ライプツィヒも準決勝に進出したチームだ。そして、(今夏の移籍市場でイスタンブール・バシャクシェヒル入りした元ユナイテッドの)ラファエウをオールド・トラフォードに迎えることができるのを嬉しく思う。我々からすれば、ファンタスティックなグループ。どの試合も大きな意味を持つものになるはずだ。まだ始まったばかりだが、今回の試合がおそらく最大の試練になる」

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