多部未華子が、主演映画「空に住む」(10月23日[金]公開)で美村里江と初共演。このたび、2人きりの掛け合いが見られる本編シーン映像が初公開となった。

【写真を見る】“姪と叔母”ならではの、親し気で心地良い空気感も味わえる印象的なシーン

「空に住む」は、J-POP界を牽引する作詞家・小竹正人の同名小説が原作。両親の急死を受け止められない主人公・直実(多部)ら、それぞれ事情を抱えながら、現実に葛藤しつつも未来へ歩き出そうとする女性たちの姿を描いていく。

両親の急死を受け止め切れないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階で暮らすことになった直実。叔父の妻である明日子(美村)は世話好きな性格も手伝って、両親を亡くしたばかりでも忙しく働く直実を気に掛ける。

そして今回、風邪をひいてしまった直実と、様子を見にきた明日子が語り合うシーンが解禁された。

年上の夫(鶴見慎吾)とは仲むつまじく、豪華なタワーマンションでセレブ主婦として豊かな暮らしを送っている明日子。一見すると満ち足りた生活だが、望んでいるものの子どもまだおらず、仕事をしていないため夫の出張中は暇を持て余し、人生に空虚さを感じている。

対する直実もまた、心に穴が開いたような気持ちを取り去ることができずにいた。明日子が何げなく、直実が両親の葬式で泣かなかった話に触れると、直実は「泣かなかったんじゃなくて、泣けなかった」ことを告白。

自分は冷たい人間なのかもしれないと吐露する直実に、明日子は真剣な表情で否定しながら、「そういうことってあるのよ。どんなに悲しくても、あまりにも悲しくて泣けないことってあるの」と優しく語り掛ける。

明日子の真理をつくようなセリフとともに、“姪と叔母”ならではの親しげで心地良い空気感も味わえる、印象的なシーンとなる。

青山真治監督は、本作でのキャスト陣の演技について「今回の俳優さんたちは優秀で、最初から図太く『私はこれをやる、俺はこれをやる』と、自分で役を作って行動する人たち」と絶賛。

本編では今回解禁されたシーンの他にも、明日子の“悪気のない世話好き”が度を越して、直実の心に波を立てる場面も。

思わず「こんな人、いるいる!」と共感できそうな人物描写と共に、多部や美村の細やかで豊かな演技を存分に見ることができる。

■ 映画「空に住む」ストーリー

郊外の小さな出版社に勤める直実は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことになった。

長年の相棒・黒猫ハルとの暮らし、ワケアリ妊婦の後輩をはじめ気心の知れた仲間に囲まれた職場、それでも喪失感を抱え、浮遊するように生きる直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則だった。

直実は、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。(ザテレビジョン

映画「空に住む」で、多部未華子と美村里江の掛け合いが見られる本編シーンが初公開となった