駐車場に着いてから注文する仕組みです。

NEXCO中日本管内の高速道路SA・PAを運営する中日本エクシスは2020年10月20日(火)、SA・PAに特化したモバイルオーダーサービスという「サービスエリア de モバイルオーダー Fika(フィーカ)」を22日(木)から、東名高速のエリアで初めて導入すると発表しました。

今回サービスが導入されるのは、東名高速の港北PA(下り)、および海老名SA(下り)です。フードコートにおいてレジや券売機に並ばず、スマートフォンを通じて好きな料理の注文・決済が可能。呼び出しベルなども渡されず、料理ができ上がった際にはスマホの画面で通知されることから、少しでも人や物との接触を避けたいというニーズに応えられるそうです。

「Fika」が一般的なモバイルオーダーアプリと異なる点として、次のような特徴が挙げられています。

・GPSチェックイン:予定時刻通りにSA・PAに到着できず、料理が冷めてしまわないよう、モバイル機器のGPSなどから得られた位置情報を活用し、駐車場に着いてから注文できるサービスとした。
・複数店舗を一括決済:同じSA、PA内の店舗であれば、一括で注文・決済が可能(一部対象外店舗あり)。家族が別々の店のレジに並ぶといった必要がない。
・食物アレルギー表示:食品衛生法で表示義務のある特定原材料(7品目など)が食材に含まれるメニューはピクトグラムで表示。
・訪日外国語対応:英語、中国語、韓国語に対応するほか、「Alipay」「銀聯カード」などの海外向け決済にも対応。

中日本エクシスは「Fika」を通じ、「スマホを見ながら、ご一緒に安心して、楽しくお好きな料理をお選びください」としています。

SA・PAに特化したモバイルオーダーシステム「Fika」が導入される港北PA下り線(中島洋平撮影)。