SNS上に投稿されるエピソードに対し、嘘ではないかと揶揄(やゆ)するワードである「嘘松」(漫画・アニメの「おそ松さん」をもじったもの)の系譜なのか、「嘘柱 誇張しのぶ」というワードネット上で話題となっている。

アニメ映画劇場版鬼滅の刃(やいば)』無限列車編」が2020年10月16日に全国で公開され、平日・土日それぞれの観客動員・興行収入において日本国内で公開された映画のうち歴代1位となるなど、大ヒットを記録している。

「蟲柱 胡蝶しのぶ」ではなく...

ツイッターを見ると、作品を絶賛する感想などのつぶやきが飛び交っている。一方で、目を引くようなエピソードを紹介するツイートに対し、面白すぎる、都合がよすぎる、といった疑念抱いてか、嘘だと考え、「嘘柱 誇張しのぶ」という言葉を投げかけている例が相次いでいる。シリーズに登場するキャラクターで、鬼狩りの主軸「柱」を務める蟲柱(むしばしら)の「胡蝶(こちょう)しのぶ」を改変したネーミングだ。「蟲が嘘」に、「胡蝶が誇張」に変更されている。

ネット上で「嘘柱」と呼ばれてしまっているツイートは、その発信された映画関連エピソードが、「面白いのだが、大げさに誇張しているのではないか」「展開が都合良すぎるので、作り話ではないか」といった疑念を向けられたものだ。

対象となっている例としては、「映画を見て号泣中にナンパされたが、喪に服している、という理由で同行者が断った」「息子が、妹に(登場キャラ禰豆子のように)竹筒のような食べ物をくわえさせて旅に出ると言い出した」といった趣旨のものが見受けられる。もっとも、根拠を示して嘘認定している訳ではなく、半ば「大喜利」のようにツッコミを入れているようなノリの指摘も多い。21日夕現在、「嘘柱 誇張しのぶ」を含むツイートは1時間に数十回は登場しているのが確認できる。

「嘘柱」や「誇張しのぶ」といったワード自体は19年10月ごろからネット上で使われているが、今回の「鬼滅の刃劇場版の大ヒットやそれに関連したツイートに伴い、急激に脚光を浴びている形だ。ツイッター上では「センスありすぎ」「上手いな」といった声が多く上がっており、他では作中に登場する技術をもじった「嘘の呼吸」も取りざたされている。

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