2018年秋にNHK総合にて放送された京都アニメーション製作のアニメ『ツルネ ―風舞高校弓道部―』の劇場版制作が決定。テレビアニメ放送2周年を記念した特別ムービーにて解禁され、弓を持つ鳴宮湊を描いたティザービジュアルも公開された。

【写真】TVアニメ『ツルネ ―風舞高校弓道部―』メインビジュアル

 原作は、第7回京都アニメーション大賞小説部門審査員特別賞を受賞した綾野ことこによる同名小説。中学生時代に1度は弓道を諦めた主人公・鳴宮湊が、高校に入って再び弓道と向き合う姿を描く。

 地元の風舞高校へ入学した鳴宮湊。入学早々、顧問のトミー先生から弓道部に勧誘され、幼なじみの竹早静弥、山之内遼平は入部を快諾する。とある思いから入部を断っていた湊だったが、遼平に押し切られる形で弓道部の説明会へと足を運ぶと、そこには如月七緒、小野木海斗らの姿もあった。貴重な弓道経験者ということで、トミー先生の指名によって湊は急きょ、参加者の前で射を披露することになるが、矢は的には当たらない。湊は弓引きにとって重大な病を抱えていた…。湊、静弥、遼平、七緒、海斗。弓道によって出会い、美しくもビターな青春の中をもがき続けた少年たちが手に入れたものとは―。

 特別ムービーは、湊が弓道場で「大丈夫だ。俺はもう揺るがない」と独白し、弓を引く場面から始まる。ラックライフの「Naru」に合わせて数々の名場面が映し出された後、「もう一度 あの音を 響かせる──!」というメッセージと「再、始動!」という文字が浮かび、劇場版制作が発表された。

『ツルネ ―風舞高校弓道部―』ティザービジュアル (C)綾野ことこ・京都アニメーション/ツルネ製作委員会