久保はEL第1節スィヴァススポル戦で1ゴール2アシストの活躍 「大暴れ」

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節のスィヴァススポル戦(5-3)に先発フル出場し、1ゴール2アシストの活躍を見せた。そのパフォーマンスに英サッカー専門メディアも注目し、「大暴れした」「頂点を目指す運命にある。これはスタートに過ぎない」と称賛している。

 移籍後公式戦初スタメンとなった久保は前半13分にシュートのこぼれ球を押し込んでビジャレアルでの初ゴールをゲット。同20分にはスルーパスでコロンビア代表FWがカルロス・バッカの追加点をアシストした。

 そして2-2で迎えた後半13分にはコーナキックからDFフアン・フォイスにピタリと合わせるクロスを供給し、この日2アシスト目を記録。合計3得点に絡む活躍で、5-3の勝利に貢献した。

 鮮烈なパフォーマンスでスペインの現地メディアからも高い評価を受けている久保だが、その評価は国内にとどまらない。英国のサッカー専門サイト「Squawka」ではEL第1節での10個の注目ポイントのうちの一つとして久保の活躍を取り上げた。

「タケが名乗りを上げた」と題した同メディアは、久保が今シーズン、ウナイ・エメリ監督の下でベンチスタートが続いていることを「不満の残るスタート」と紹介しつつ、「若き日本人ウインガーはスィヴァススポル戦に先発出場し、大暴れした」と最新試合での暴れっぷりを伝えた。

 この日は同僚DFフォイスも久保のアシストからのゴールを含む1得点1アシストの結果を出し、パス成功率100%(75本中75本成功)という質の高いプレーで主役の一人となった。しかし、同メディアは「久保はフォイスのマスタークラスが霞んでしまうほど良かった」と絶賛した。

 さらに「今シーズン、彼の話を聞くのはこれが最後になることはないだろう」と今後の活躍にも期待を寄せ、「この少年はゲームの頂点を目指す運命にあり、これはそのスタートに過ぎない」と評価。19歳の久保がトップレベルまで上り詰めることを確信しているようだ。

 スィヴァススポル戦の久保の主なスタッツは以下の通り。

ボールタッチ:63回
クロス:9回
チャンスクリエイト:4回
ボールリカバリー:3回
ファウル:3回
シュート:3回
タックル:2回
アシスト:2回
ゴール:1回(Football ZONE web編集部)

久保の活躍には英メディアも注目している【写真:Getty Images】