
位置情報ゲームというと世界では『ポケモンGO』、日本では『ドラゴンクエストウォーク』が人気ですが、今回紹介するのは位置情報というよりは現実世界の地図を使って遊ぶ新作アプリ2本。地図好きにはオススメです!
●テクテクライフ
iOS、Android/テクテクライフ/無料(アイテム課金制)
10月1日に配信を開始した『テクテクライフ』は、惜しまれつつ配信終了した位置情報ゲーム『テクテクテクテク』の後継作。RPG要素は廃止され、好評だった「地図のぬり」をメインにしたゲームとなっています。
目標はゲーム内の白地図をすべて塗ること。実際に歩いて通り過ぎた街区(区画)を塗ることができます。1つの町が全部塗れたら経験値が入り、ランクアップ。
塗ってある街区の隣は実際に行かなくても「テクテクポイント(TTP)」を消費することで「となりぬり」ができるのがこのゲームの肝。
家にいながらまるでプチプチつぶしのように細かい区画をひとつひとつ制覇していくのは、前作と同じくやみつきになる楽しさです。地図を眺めるのが趣味という人は思いきりハマってしまいそう。
ただし、スマホスリープ時に通った道をカウントしてくれるバックグラウンド機能が、月額780円のサブスクサービス「ディスカバリー・コース」などで課金しないと使えないのがネック(都度課金もあり)。サブスクサービスに入れば、ほかにもお得な機能がついてくるとはいえ、バックグラウンド機能は無料のゲームも多いため月額780円はやや割高と感じてしまいます。
●PAC-MAN GEO (パックマン ジオ)
iOS、Android/バンダイナムコエンターテインメント/無料(アイテム課金制)
10月15日に配信開始された『パックマン ジオ』は、生誕40周年を迎えた往年の名作『パックマン』がリアルな地図上で遊べる地理情報ゲーム。メインの「マップモード」では、世界中のストリートを『パックマン』のステージとして切り取ってプレイできます。まずは全世界から遊びたい地域を選択し、地図が表示されたら場所を指定してゲームスタート。ラスベガスでも、京都でも、カイロでも好きな場所がステージに早変わり。
ルールはモンスターを避けながらルート上のエサを食べていき、パワーアップエサで反撃するという、おなじみのもの。観光気分でシャンゼリゼ通りをパクパクしたり、近所のよく知っているところを選んで新たな道を発見したり……。場所によっては特産品をテーマにしたアイテムも出てくるそうです。
ただ現時点では、残念ながら斜めの道に入りづらいなど操作性がイマイチで本気のアクションとしてはまだまだ。ここは改善に期待したいところです。
地図を使ったゲームは現実とのリンク、シンクロ性が魅力。世界中を飛び回ったり、日本全国をくまなく旅したりなんて、生身の体ではなかなか難しいもの。ゲームで地図上だけでもコンプリートしてみては?
【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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