このほど米テネシー州のパリスにてバス釣りを楽しんでいた男性が、釣り上げた魚の口から顔を覗かせている蛇を発見した。これを受けてテネシー州野生生物資源局は公式Facebookで「釣り上げた魚の口に容易に指を突っ込まないように」と注意喚起している。『Charlotte Observer』『FOX 7 Austin』などが伝えた。

今月11日、テネシーパリス魚釣りスポットでバス釣りを楽しんでいたダン・ボードリーさん(Dan Boudrie)は、釣り上げた魚の中から生きた小さな蛇が顔を覗かせているのに気付いた。蛇はまるでダンさんを見つめているようだったという。

ダンさんは当時の様子をこのように明かしている。

「この写真を撮る直前、蛇は僕を見ていたんだ。珍しい光景に興奮したけど『魚の口に指を突っ込んで蛇に噛まれました』なんて、救命医にどう説明すればいいんだって思ったよ。」
「僕は最近テネシー州に来たばかりで、毒をもった蛇の種類には詳しくないんだ。だから魚の口の中に指を入れないように注意したよ。」

この件を知ったテネシー州野生生物資源局は、公式Facebookページにダンさんの釣り上げた魚と蛇の写真を投稿し、以下のように注意喚起した。

「もうすぐハロウィンの時期ですが、2020年もまたやらかしたみたいですね。おやつもなしにいたずらを仕掛けてくる魚もいるようですよ!」
「魚の口に手を伸ばすときは要注意! 何が入っているかわからないですから。」

この投稿を見た人々からは、「もし僕が魚を釣り上げて蛇を見つけたら、蛇もろとも魚を湖の反対に投げ捨てるね! リールもロッドもだ。写真を撮ってる場合なんかじゃないよ!」「僕の2020年度の釣りはもうやめにしとくよ」「ヘビを食べた後にルアーにも噛みつくなんて、なんて貪欲な魚なんだ」「それで釣った魚はどうしたの?」といったコメントが寄せられている。

なおダンさんは、釣った魚について「僕は魚は食べないんだ。釣りはスポーツの一環なんだよ。だから魚は水の中に返してやったよ」と話したという。

ちなみにオンラインデータベース『Animal Diversity Web』の報告によると、ダンさんが見つけた蛇は体長1.4メートルほどに成長するミズヘビで毒をもたない種類だったそうだ。

毒がないとはいえ噛まれれば痛いものだ。Facebookに寄せられたコメントの中には「僕の時には亀が入っていたよ!」というものもあり、釣り上げた魚の口の中は一度確認した方がよさそうだ。

画像は『Tennessee Wildlife Resources Agency 2020年10月18日付Facebook「It’s almost #Halloween and it looks like the year 2020 is at it again.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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