「Go To イート」キャンペーンへの対応には、大手外食チェーンも対応に苦慮している。

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 キャンペーンにはポイントが付与されるオンライン飲食予約事業と、25%のプレミアムが付く食事券事業があるが、両方に対応する飲食チェーンは大手でも多くはない。回転寿司チェーン大手4社の「スシロー」「はま寿司」「くら寿司」「かっぱ寿司」を取材すると、各社それぞれ対応が異なることが分かった。4社の対応を図にまとめた。

 「スシロー」と「はま寿司」の2社は、プレミアム付き食事券に対応している。「スシロー」を運営するあきんどスシローでは「システムなどについて検討した結果、対応できるのが食事券でした」と理由を説明。効果については「初めてのことなので、実施してみなければ分かりません」と話している。

 「はま寿司」を運営するゼンショーホールディングスは、食事券に対応した理由について「お客さまが当店を利用するきっかけになれば」と回答している。

●「無限くら寿司」が話題に

 「くら寿司」は、大手4社では唯一オンライン飲食予約事業に参加しており、10月19日からスタートした。予約サイトの「EPARK」を利用して、2人以上で予約することが条件になる。ディナーの場合、2人で2000円以上の食事をすれば、2人で2000円分のポイントが付く。この2000ポイントを使って、オンライン予約して2000円以上の食事をすると、また2000円分のポイントが付くことになる。

 「くら寿司」のWebサイトでは、家族3人で予約して利用したケースを図で紹介している。現在ネット上では「無限くら寿司」というワードが話題になっていて、1人あたり1000円に追加する分の代金のみの負担で、繰り返し店舗を利用できることが指摘されている。

 「くら寿司」の広報担当者によると、「開始前からオンライン飲食予約でポイントが付くのかどうかについての問い合わせが多かったですね。従前からEPARKと予約システムを開発していたので、オンライン飲食予約に対応することができました。おかげさまで普段よりも予約が入っています」と話している。その他については現在検討中という。

●「かっぱ寿司」の対応は

 「かっぱ寿司」は食事券のほか、Go To トラベルで配布される地域共通クーポンにも対応した。地域共通クーポンは、Go To トラベルを利用して予約した旅行代金の15%相当額が旅行者に配布されるもの。旅行先の都道府県と、隣接する都道府県で、旅行期間中だけ使用可能になる。

 「かっぱ寿司」ではGo To トラベルの利用者が多いこともあり、来店のきっかけになればと考えて地域共通クーポンにも対応したという。オンライン予約への対応についても現在検討している。

 「Go To イート」のポイントや食事券に加えて、Go To トラベルの地域共通クーポンも飲食店で使えることにはなっているが、仕組みが複雑なこともあり、同じ業態であっても外食チェーン大手で対応が分かれている。

ジャーナリスト 田中圭太郎)

「くら寿司」のWebサイト上に示されている家族3人で予約して「Go To イート」キャンペーンを利用したケース(「くら寿司」のWebサイトより)