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オーストラリアの遊園地で、絶叫マシンに乗っていた女性が座席から投げ出され、30メートルの高さから転落する事故が発生した。体を固定する安全バーが正しく装着されていなかったことが原因だとみられている。女性は集中治療室で治療を受けているが、容体は安定しているという。『news.com.au』『7NEWS.com.au』などが伝えた。

クイーンズランド州ケアンズで今月24日、イベント「Cairns Showfest 2020」開催中に恐ろしい事故が発生した。同イベントは様々なスタントショーや料理が提供され、さらに移動式の遊園地も設置されるなど大規模なものだ。

この移動式遊園地には、ゴーカートから絶叫マシンまで子供のみならず大人も楽しめる乗り物が用意されていた。事故は2つの柱が振り子のように揺れる絶叫マシンで発生し、乗っていた25歳の女性が空中に投げ出されてしまったのだ。事故当時を撮影した動画に女性の姿は映っていないものの、周囲が騒然となっている様子が見て取れる。

事故を目撃したボニー・シスルさん(Bonnie Thistle)は「事故に遭った女性はちょうど振り子が下がってくる時に、足と腰の部分が乗り出している状態でした。その後、一緒にいたパートナーに伝えようとして数秒だけ目を離したのですが、もう一度確認すると彼女の座席が空っぽになっていたんです」と話しており、駆け寄って確認すると女性が仰向けに倒れていたという。さらにボニーさんは「彼女は頭から血を流していて、本当に恐ろしい光景だったわ」と明かした。

事故発生当時、稼働中だった絶叫マシンはすぐに停止させることができず、しばらく動いていたというから他の乗客の恐怖は計り知れないだろう。30メートル下に叩きつけられた女性は意識を失っており、ヘリによって病院に搬送された。容体は安定したものの、集中治療室にて現在も治療が続いているという。

イベントの主催者はホームページで、「今回の事故は衝撃的で、私達も悲しみに暮れています。この事態を深刻に受け止めており、捜査には協力していくつもりです。被害に遭われた女性の回復を願っております」と声明を発表した。

警察の調べによると、転落した女性は絶叫マシンに乗った際、安全バーを正しく装着していなかったことが今回の事故につながったというが、事故原因についての調査は今も続いているようだ。

画像は『news.com.au 2020年10月27日付「Witness saw woman’s legs and hips dangling from Cairns Showfest ride before fall」(Source:Supplied)』『7NEWS.com.au 2020年10月26日付「Show-goers traumatised after woman who fell from Cairns amusement ride in intensive care」(Credit: 7NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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