実は髪を健康的にしてくれる⁉お酒の正しい飲み方
実は髪を健康的にしてくれる⁉お酒の正しい飲み方

飲酒による髪への良い効果

昔からお酒は良薬であると言われていますが、その歴史は古く、ワインは紀元前4,000年頃から、ビールは紀元前3,000年頃から作られていたとの記録が残っています。

そのように、人の暮らしとは切っても切り離せないお酒ですが、近年では、医学的見地からも健康増進や美容に効果があることが立証されています。

それはもちろん髪に対しても同じことで、頭皮の血行促進による発毛や育毛が期待できます。

また、ストレスが緩和されることで抜け毛予防になると言われています。

ほかにも、髪の生成に必要な栄養素を補えるとあって、美味しいだけに留まらず、体にとって大変有効な可能性を秘めています。

そうであれば、昔の人たちが「百薬の長」と言ってお酒を礼讃した理由も納得ですよね。

髪に良いお酒の種類と適量とは?

また、髪に良いお酒には、ポリフェノールたっぷりのワインや発酵により作られる日本酒、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ梅酒などの醸造酒が挙げられます。

とりわけ、麹菌・清酒酵母・乳酸菌などの微生物による副効果が期待できる日本酒は、腸内環境を整えてくれるだけでなく、体に悪いものをデトックス(毒素排出)してくれるので、美髪への近道だと言えます。

なお、ビールの原料であるホップは、白髪予防に効果的です。

さて、そんな髪に良いお酒も、適量を守らなければ意味がありません。

厚生労働省が推奨するお酒の適量である『1日平均で純アルコール量約20g程度』の目安をしっかり守りましょう。

飲みすぎは逆効果!?飲みすぎによる髪への悪影響

上述したように、どんなものでも『過ぎたるは及ばざるが如し』で、もちろん、お酒も例外ではありません。

飲酒をすると、体が脱水状態に陥ってしまうため、大量の水が必要となります。

これは体内に摂取されたアルコールを分解するために起こる現象です。

そして、分解されたアルコールはアセトアルデヒドという発がん性のある毒素に変化します。

そのアセトアルデヒドを解毒する際に使われるのが、ビタミンB群の1つであるナイアシンアミノ酸、糖質、亜鉛といった栄養素です。

つまりお酒の大量摂取によって本来、髪に届けられるはずだった栄養が髪に回らなくなってしまい、その結果、髪はやせ細り、ハリやコシ、ツヤを失ってしまうというわけです。

当然、薄毛や抜け毛のリスクも増大します。

これが、飲みすぎが髪に良くない最大の理由です。

血行促進、ストレス解消などうれしい効果の多い飲酒ですが、体のためにも髪のためにも、適量を守って、ほどほどに飲むことを心がけましょう。

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