10月26日SKE48名古屋・栄にあるSKE48劇場にて、8カ月ぶりとなる観客入場の劇場公演を再開。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出演メンバーは通常時の半分の8人で、劇場内全てのドアを開放し換気を実施、キャパシティ300名の会場への入場は40名に限定し、観客はマスクとフェイスシールド着用してステージを鑑賞した。

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セットリストはチームKII「最終ベルが鳴る」公演で、青木詩織荒井優希江籠裕奈太田彩夏大場美奈北野瑠華惣田紗莉渚古畑奈和が出演。自己紹介のMCでは、大場が客席に「お帰りー!」と叫ぶと、声を出すことが禁止されているファンは温かな拍手で応えた。

また、9カ月ぶりの公演出演となった惣田は「オンラインの良さも感じるけど、こうしてファンの方が直接観てくれることのパワーをすごく感じて、これが劇場公演の楽しいところだなと感じました。今日はありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。

そして、チームKIIのリーダーである大場が「皆さん、本当にお帰りなさい。こうやって40名の皆さんが劇場へ足を運んでくださったことは、私たちにとっての大きな1歩だと思っています。何よりこうやって配信を観て応援してくださっている皆さんがいることは、本当に私たちの日々の支えになっています。ここを満員にできる日まではもう少し時間が掛かるかもしれません。でも、私たちはこの劇場に来てくださる皆さんと画面を通して応援してくださる皆さん、どちらにも応援していただけるようなアイドルになれることを目指して日々この劇場で成長していきたいと思います」と気持ちを語ると、全員で公演最後の曲「支え」を披露。

メンバーによるファンの“お見送り”も実施され、8カ月ぶりにファンの前で行われた劇場公演は無事に終了となった。

■チームKIIリーダー・大場美奈 公演後コメント

この劇場にファンの方がいるのは、私たちにとってこれだけパワーにつながるんだなって思いました。声を出さずとも座ってその場にいてくれるだけですごく安心感があるのと、自然と気持ちも引き締まったし、すごく存在は大きいなと思いました。

目が合うとにっこり笑ってくれたり、ちょっと目をそらしてしまったりするのも懐かしいなと思って。その場その場の拍手の大きさで皆さんの感じ方も伝わってきて、最後に大きい拍手もいただけてうれしかったです。

パフォーマンスを生で観ていただいても、画面を通して観ていただいても、いろいろなことを伝えることができるアイドルになりたいと改めて思いました。私たちのがむしゃらなパフォーマンスを観ていただいたことが、誰かのやる気につながってくれたらいいなと思います。

江籠裕奈 公演後コメント

劇場はSKE48が大事にしてきたもので、やっぱりこの距離の近さで、目の前にいる皆さんに向けて歌うことができるのは違うなと思いました。声が出せなかったり、いろいろ制約がある公演だったんですが、皆さんきちんとルールを守った上でサイリウムを振っていただいたり、グッズを身に着けてくれたり、十分過ぎるくらい気持ちが伝わりました。

そこにいてくれるだけでありがたいし、こういう中でも会いたいと思ってくださる方がいるのは、SKE48にとって大きなことだなと思いました。貴重な時間を過ごせて、今日出られてよかったです。

声は出せなかったんですが、最後の「支え」という曲で、マスクとフェイスシールド越しにファンの方も一緒に歌ってくれているのかなと感じ、一つになった感じがしました。

こういう状況になって、画面越しにいかに良さを伝えられるか楽しんでいただけるか試行錯誤中ですが、今日まずは1歩先に進めたのがうれしいので、ちょっとずつ公演が増えていって客席にファンの皆さまが戻ってきてくれるのが今の一番の願いです。

SKE48劇場で8カ月ぶりとなる観客入場の劇場公演が開催された/(C)2020 Zest,Inc.