28日に放送された『グッとラック!』(TBS系)で、驚きの小学校が紹介された。それは授業中、先生が生徒の名前を、すべて「さん付け」で呼んでいたことだ。これだけなら意外とありそうだが、それだけではない。昼休みの校庭で、男子生徒がサッカーで遊ぶ際も、パスの指示を「さん付け」で行ったり、また転んでしまった子に「大丈夫? @@さん」と駆け寄っていたのだ。ここは呼び捨てのみならず、「あだ名禁止」の小学校というのだ。

あだ名禁止のメリット

ここは、2012年に開校した水戸英宏小学校。番組が生徒たちにインタビューすると、「あだ名禁止」の校則について「学校のルールだから」「呼び捨て嫌い」という答えが返ってきた。中には、「あだ名」という言葉そのものを知らないという子もいた。

学校の教頭はあだ名を禁止した経緯について、

あだ名で呼び合うことでスクールカーストにつながってしまう
そうするとイジメが発生しやすい状況を作ってしまう

と解説。さらに

“さん付け”で呼び合うことで生徒同士が対等になるので、お互いを尊重と会う関係になる

開校から大きなイジメが発生したことが1件もない

と言及していた。

酷いあだ名をつけられていた中川翔子も「あだ名禁止」には反対

さらにこの後、“しょこたん”こと中川翔子がインタビューに答え、中学校時代「ゲロマシーン」というあだ名をつけられていたことを告白。もともと胃が悪かったという彼女は、精神的にしんどくなると吐いてしまったという。これをキッカケにイジメに遭うようになった彼女は、いつしか学校に通えなくなったのだとか。

ただ一方で、「あだ名禁止」の風潮には反対の姿勢を見せ、「ちょっと極端かなと思ってしまう」と主張。

「あだ名が悪いとか、そういうことではないんじゃないかな」
「(問題は)攻撃する人物がいるという状況だと思うので、そこにちゃんと先生が、もうちょっと個別に向き合えないのかな。あだ名=イジメではないですから」

と話していた。

また、「しょこたん」というあだ名があるお陰で、「いろんな方々に知ってもらえた」とし、「感謝している」とも。

この放送中から「あだ名」「あだ名禁止」がたちまちトレンド入り。多くのユーザーから様々な投稿が寄せられている。

「あだ名禁止」賛成派から、「アダ名を禁止にしてもイジメは起こる」と主張する声も

あだ名禁止は賛成。
あだ名付けられて本当は嫌と言えない子達もいるしね。
確かに悪意あるあだ名を付ける人が悪いんだけど、最初から禁止にしてしまえば嫌な思いをしない子達がいるのも事実

https://twitter.com/2fKosktn0YnC14s/status/1321344466607730688

うん、私もあだ名禁止には反対だな。
極端だし、しょこたんの言う通り
あだ名=い○めじゃないからね。
それを禁止にしても起こるし、それは学校側がなんとかしなければならない。

https://twitter.com/1KAS0tVxUSJEoKl/status/1321237992095182848

あだ名がすべて悪いんじゃなくて相手が嫌がるあだ名が悪いのでは?
私もあだ名いくつかあるし、それは嫌ってのは度々やめて言ってたけど普通になんとも思わんあだ名もあるしな
総じてあだ名はダメ!ではないと思うが…

https://twitter.com/0927tk0929fs/status/1321295967740694531

むしろ子供の頃は目上や異性以外に「さん付け」したりするのは不自然な気がするし、あだ名がダメってのも意味がわからん…
私のHNも中学の頃からのあだ名だし、子供の頃のこういうのは大人になって大切な物になるよ。

https://twitter.com/yashio0321/status/1321334305176449025

有名人も反応

さらに有名人も反応している。

あだ名禁止ってうざいよね。男女関係なくさん付けも。なら男女関係なく呼び捨てにしたらいいのに!

https://twitter.com/udaikamomental/status/1321264423760064512

あだ名が禁止になってさん付けを徹底されたら俺はじじぃのことを千葉さんと呼ばなきゃいけなくなるのかぁって思ったけど、よくよく考えると本来はそれが正しいんだった。ミスった。

https://twitter.com/shotaro_mamiya/status/1321339115711782912

ジャイアン」も、いつか「剛田さん」と呼ばなくてはいけないのだろうか?

(執筆者: genkanaketara)

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』
「あだ名禁止」の小学校に話題騒然! あだ名はイジメにつながるのか賛否両論